今回は私が一時夢中になって読み込んだ吉行淳之介関連の本を集めてみました。
と言っても、淳之介の書いた本ではなく、淳之介と関わりのあった女たちが書いた本です。
淳之介が女たらし、いや、人たらしだったという話は有名ですが、果たして彼と関わった人々はどんな感じだったのでしょうか?本妻をはじめ、様々な女性たちが淳之介との関係を本にしています。
吉行淳之介は、本人そのものに見どころが多い。まずはこの人物を知りたいという思いから、作品を読むのは後回しになりました(笑)なにせ、色々検索をしていたら、出て来る、出て来る、女たちの本が!今で言う暴露本のようなものが芋づる式に出版されているではありませんか。これは面白くなりそうとノリノリで本を読み漁る毎日でした。
ついでに淳之介を生んだ母親、そして、男性たちは淳之介とどんな交流をしていたのだろうか?と言うところまで好奇心が及びました。そして、やはりこの人は「人たらし」ってところへ辿り着くのでした。
(Wikipediaより)
淳之介さんのこと:宮城まり子
淳之介のパートナーであった宮城まり子さん。わたしはこの本をきっかけに淳之介に興味を持ちました。付き合い当初のロマンチックな風景が印象的。この本は私と淳之介との出会いでもあり、その後、つぎつぎと本を読み漁ったという思い出の一冊でもあります。
【書評】
淳之介の背中:吉行文枝
「本妻」の文枝さんの本です。
宮城さんとは対照的な人物。控えめな人ですが、静かに本妻の意地のようなものが、しっかり感じられれる一冊。宮城さんの本と読み比べすると、色々見えてくるものがあります。
【書評】
「暗室」のなかの吉行淳之介:大塚英子
「愛人その①」の大塚英子さん。
これぞ暴露本!?わたしのなかにあったこれまでの淳之介のイメージが、一気に崩されてしまいました(笑)結構、強烈でしたよ!
【書評】
特別な他人:高山勝美
「愛人その②」の高山勝美さん。
作家を目指していた高山さん。淳之介の作品の助けをだいぶしていたようです。彼女は結局、他の男性と結婚してしまうのですが、その時、淳之介は・・・・。
【書評】
梅桃が実るとき:吉行あぐり
淳之介を生んだ女性ということで、こちらも気になり読んでみました。NHKのドラマにもなったようですね。母親は息子の移り気をどう見ていたのか?淳之介の「死」をも見届けた母親・あぐりさんの人生も読みごたえがあります。
【書評】
吉行淳之介をめぐる17の物語:相庭泰志
タモリや陽水も出て来る本書。交流範囲が広かったのだなぁと感じさせられます。
芸能界、編集関係者、銀座関係者など、豪華なメンバーたちが淳之介の魅力をたっぷり語ってくれています。これを読むと本当、一度でいいから生きている吉行淳之介を見てみたかったなぁと思います。
【書評】
こちらは作品のレビューです!!
※親しみをこめて、淳之介と呼ばせてもらっています。