えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞書評ピックアップ】朝日新聞2020年3月21日掲載分 

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

今週はどんな本が登場しているのでしょうか?見て行きましょう。

 

 

 

一冊目はこれ!

 

社会的処方:孤立という病を地域のつながりで治す方法

 

 書評は寺尾紗穂(音楽家・エッセイスト)さん。

人を支えるとは本当はどういうことか、それが医療や福祉の現場でどれほど実現されているか、改めて考えさせられた。━━━書評一部引用。

 

この先、一人暮らし世帯がますます増えて行くなかで、その人たちの健康状態を誰が見守っていくのかは大きな課題。身体的にも精神的にも、これからは間違いなく地域での人とのつながりがとても大切なものになって来ると思う。イギリスの例話から、色々なヒントが得られそうです。

 

 

 Amazon内容紹介より

認知症・鬱病・運動不足による各種疾患・・・。
医療をめぐるさまざまな問題の最上流には近年深まる「社会的孤立」がある。
従来の医療の枠組みでは対処が難しい問題に対し、薬ではなく「地域での人のつながり」 を処方する「社会的処方」。制度として導入したイギリスの事例と、日本各地で始まったしくみづくりの取り組みを紹介。

 

 

2冊目です。

 

210日ぶりに帰ってきた奇跡のネコ:藤原博史

 

書評は立花真文さん。

 

世知辛い世の中ながら、あのスーパーの貼り紙は、あながち「わら」ともいえないのだ。もっと目をこらしてみようと思った。━━━書評一部引用。

 

スーパーの貼り紙「猫、探しています」。そうだよね、飼い主は藁にも縋る思いで掲載させてもらっているのだろう。可愛いペットの写真などが添えられている貼り紙がいつまでも貼られていると「まだ見つからないのか・・・」と、思わずため息が。そんな人々を救ってくれるペット探偵とは?これまで3000件の依頼を受け、その約7割を探し出したと言うじゃありませんか。その仕事ぶりとは?捜索のノウハウなど気になります。

 

「BOOK」データベースより

引っ越しの翌日に、茶トラと三毛の兄妹ネコが消えた。見知らぬ土地で2匹はどこへ?ペット探偵の著者は、依頼を受けて捜索を始める。足取りがつかめないまま季節は遷り、投函した迷子チラシは数千枚に。そこへ入った目撃情報、そして行方不明から210日目に奇跡は起きた―。ペットと家族をめぐる感動の実話7つを紹介、生き物を愛する全ての人に役立つ「万が一のための備え」と「捜索ノウハウ」も惜しみなく明かす奮闘記。

 

 

 

 

 

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三冊目はこれ。

 

風と双眼鏡、膝掛け毛布:梨木香歩

 

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広告欄から、気になった一冊です。

 

風と双眼鏡、膝掛け毛布 (単行本)

風と双眼鏡、膝掛け毛布 (単行本)

  • 作者:梨木 香歩
  • 発売日: 2020/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

Amazon内容説明より

 双眼鏡を片手にふらりと旅へ。地名を手掛かりにその土地の記憶をたどり、人とそこに生きる植物や動物の営みに思いを馳せ、創造の翼を広げる珠玉のエッセイ集。

 

 

あーいかにも旅を想像させられる素敵なタイトルですね。Amazonで見ると、膨大な数の地名が出ていましたが、これらの地名が本書で登場するらしいです。一体、どんなエッセイなのでしょうか。

 

  

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今週も様々なジャンルの本が紹介されていました。梨木さんの旅エッセイも気になりますが、飼い主に行く先を告げないネコたちの旅先?も気になります。

ということで、今週はここまでです。