青少年読書感想文全国コンクールの課題図書を取り上げてみたいと思います。
課題図書の本には、今まで知らなかった素晴らしい本との出会いがあり、大人になると「なるほど、選ばれているだけのことはある」と実感。満足な読書時間が得られこと間違いなしです。
さて、今年はどんな本が課題図書になっているのでしょうか?
中学の部と高校の部を見て行きます。
(あらすじはAmazonから引用しています。)
中学の部
天使のにもつ:いとうみく
なんも考えてないんだ。あいかわらずアホだよなあ、風汰って。風汰って、いーかげんなのか、まじめなのか、ビミョーだよな。ふうたくん、すき。ふーたくん、またおこられたー。斗羽風汰君、おもしろい子ね。中学2年、斗羽風汰。職場体験先は、保育園デス!
11番目の取引:アリッサ・ホリングワース
アフガニスタン難民のサミと祖父の生きる術であり、心の拠り所だった伝統楽器ルバーブが奪われた! 買い戻すには1か月以内に700ドルが必要だ。サミは友だちの助けを借りて自分の持ち物で物々交換を始める。希望と友情の物語。
平和のバトン:弓狩匡狩
「このままでは原爆のことが忘れられてしまう」と、勇気を振りしぼって話しはじめた被爆体験証言者の記憶を、広島市立基町高校創造表現コースの生徒たちが一年をかけて油絵に描いて記録する、『次世代と描く原爆の絵』プロジェクト。証言者と密に接することで、平和な広島で今を生きる高校生たちが戦争や原爆を見つめなおしていくさまを綿密に取材して描いた、平和について考えるノンフィクション。
高等学校の部
廉太郎ノオト:谷津矢車
夢は、明治日本の空に西洋音楽を響かせること――。音楽の才能を開花させながら、短い命を燃やした天才・瀧廉太郎の甘く苦い青春物語
フラミンゴボーイ:モーバーゴ・マイケル
一人のイギリス青年が、一枚のゴッホの絵をきっかけに訪れた南仏カマルグで、原因不明の高熱におそわれ動けなくなる。辺りにはフラミンゴが無数飛んでいた。気を失った後、助けられた家で不思議な話を聞くことになる。第2次世界大戦の末期、南仏の田舎町カマルグにもナチスはやってきた。
そこで何が起きたのか………?それは、フラミンゴと話ができる不思議な力を持つ少年とロマの少女の物語だった。
キャパとゲルダふたりの戦場カメラマン:マーク・アロソン&マリナ・ブドーズ
生きるために―ふたりは戦場へ向かった。激動の1930年代、スペイン内戦を世界に伝えた二人のカメラマン、ロバート・キャパとゲルダ・タロー。カメラを武器に革命に身を投じた、若き二人の青春の物語。キャパはゲルダに写真を教え、ゲルダはキャパを、戦場カメラマンとしてプロデュースした。激動の1930年代、夢と理想に燃え、カメラを武器に闘った若き二人の素顔とは…?
*******
感想文を書かなくてもよい大人の夏の読書。気軽に手に取ってみて、自分に合いそうだと思ったら、是非!一度読むと、毎年この課題図書が結構気になってきますよ(笑)