えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【王様のブランチ・BOOK】(2020年9月5日)愛されなくても別に:武田綾乃

 

 

 

王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。

 2020年9月5日分はこちら!!

今週の特集は武田綾乃さんの「愛されなくても別に」です。

 

 

 

愛されなくても別に:武田綾乃

 

 

  

 ■内容

遊ぶ時間? そんなのない。遊ぶ金? そんなの、もっとない。学費のため、家に月八万を入れるため、日夜バイトに明け暮れる大学生・宮田陽彩。浪費家の母を抱え、友達もおらず、ただひたすら精神をすり減らす――そんな宮田の日常は、傍若無人な同級生・江永雅と出会ったことで一変する!愛情は、すべてを帳消しにできる魔法なんかじゃない――。
息詰まる「現代」に風穴を開ける、「響け! ユーフォニアム」シリーズ著者の会心作!━━Amazonより

 


■著者について

1992年、京都府生まれ。同志社大学卒。大学在学中の2013年に第8回日本ラブストーリー大賞の隠し玉作品『今日、きみと息をする。』でデビュー。デビュー2作目の『響け! ユーフォニアム 北宇治高校吹奏楽部へようこそ』はアニメ化され、人気シリーズに。他の著作に『君と漕ぐ』シリーズ、『青い春を数えて』『その日、朱音は空を飛んだ』『石黒くんに春は来ない』など。━━Amazonより

 

武田さん:

10代のころから、いつかは家族愛の小説を書こうと決めていた。いろんな親子のあり方が今作のテーマなんです。自分が10代の時に、こういう本がもし手元にあって読めてたら、何かしら力になったんだろうなと感じるものを創りたくて。

 

親子の理解がすれ違っている子が沢山出て来る。親からもらった名前と、その子のアイデンティティが真逆になるように(登場人物の)名前を付けようと思った。

 

 

 

武田さん: 

愛情は全てを帳消しにする魔法じゃない。自分が必要とされていると思うことが自己肯定感というメッセージが流れている。それは大切なことなんだけど、その実感が持てないことって多いと思っていて、(実感を)持てないタイミングの時に、いくらあなたは愛されているからと言われても「え?」ってなる。

 

自分が生きて行こうと決めて生きてること。そのものが自己肯定なんじゃないかな。

 

いつの日か他人の愛を受け入れるだけじゃない決断も必要こともあるんじゃないかな。愛されることが目的じゃなくて、愛されなくても自分は強く生きて行くぞという主人公が書けたらそれが一番いい本のカタチなのかなと思い、この本のタイトルになりました。

 

 自分の人生を切り開いていく物語です。

愛されなくても別に

愛されなくても別に

  • 作者:武田綾乃
  • 発売日: 2020/08/25
  • メディア: Kindle版
 

 <感想>

 かなり追い詰められた精神状態が続く小説なんじゃないかな。とても投げやりっぽいタイトルに見えますが、このタイトルの中に含まれる武田さんの深い思いが聴けて良かったです。親子関係に悩んでいる人は特に刺さる一冊だと感じました。

 

それではまた来週!

 

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