えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【ラジオ】ロシアを決して信じるな:中村逸郎<中瀬ゆかりのブックソムリエ> 2021年2月25日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2021年2月25日放送分

 

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。

 

 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

 

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?

早速見て行きましょう。

 

ロシアを決して信じるな:中村逸郎

 

 

■著者略歴

1956年生まれ。ロシア研究の第一人者。筑波大学人文社会系教授。学習院大学大学院政治学研究科博士課程単位取得退学。2017年、『シベリア最深紀行』で、梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞。『東京発モスクワ秘密文書』『ロシア市民』『ろくでなしのロシア』などの著作がある。━Amazonより

  

内容

今だからこそ、知っておきたい!
ロシア研究の第一人者が現地を旅して考えた、最新の現実。
北方領土は返ってこない。ロシア人は狡猾で、約束は厳禁である――。
毎年、現地を踏査し、多くの知己をもつ、知の最前線に立つ著者にそこまで考察させるロシアとは、一体、どのような国なのか……。
誤作動のため寸前で発射をまぬがれた核ミサイル。ありふれた出来事となった反体制者の暗殺。世界最悪の飲酒大国。悪魔への奇妙な共感。全土に流布する「プーチンは偽者」という説。さもしい大都市モスクワ……かの国の不条理に絶望し、怒り、戸惑い、ときに嗤いつつ描き、ロシアの本性を浮かび上がらせる。魔窟のような隣国を知悉するために、現代史の貴重なスクープからスリリングな紀行まで、柔らかな筆致で綴る日本人必読の書。━━出版社からのコメントより

 

 

 

中瀬さん:

かなりセンセーショナルなタイトルなんですけど。

 

(ここで中村氏の紹介)

 

政治家から庶民まで肉声を拾っていく一番最新のロシアがよーくわかる一冊になっている。ロシアは私も行ったことがことがないので、まったく雰囲気もわからないのですが、これ読んでいると行った気になれます。

 

「決して信じるな」とは言っていますけど、中村先生のロシア愛を感じ、ロシアのこんなところは酷いとか言いながらも魅力的に感じてしまうのも同時にある。私なんかは怖いもの見たさもある。冒頭がもうすごい怖い話で...。

 

(ここで内容を紹介、暗殺事件、北方領土、ロシアでの生活なども。そして偽プーチン説までも!)

 

中瀬さん:

私、プーチンカレンダーも持っているんだけど、最近のプーチンに私はグッと来ないんですよ。私のセンサーもフェロモンが抜けたって言うか、顔パンパンになっているしーとか、色々考えて。「なんなんだろう?」と、そういうことを思いながら読みましたけど。

 

ロシアについて怖い部分も、あとロシア人ってこういう面白い部分があるんだってことを知ることができる優れた一冊ですので、是非読んでみて下さい。

 

ロシアを決して信じるな (新潮新書)

ロシアを決して信じるな (新潮新書)

  • 作者:中村 逸郎
  • 発売日: 2021/02/17
  • メディア: 新書
 

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<感想>

 へぇー、プーチンは昔と今は違う人っていう噂があるんですか!?ちょっと笑ってしまったけど、中瀬さんみたいにプーチンに注目している人には、ちょっとした変化や違和感があるのかもしれませんね。とにかくいろいろ謎の多いロシア。私的にはロシア人について書かれている部分に興味があります。まるまる一冊ロシア気分に浸れそうな一冊ですね。

 

それではまた来週!

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

 

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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。

ではまた!