毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。
在宅ひとり死のススメ:上野千鶴子
今週は「売れてる本」のコーナーからピックアップしました。
どうなんでしょうね。もちろん病院で死ぬより、慣れ親しんだ我が家で最期を迎えることは理想的であるとは思います。しかし、その理想を貫くにはやはり難しい問題が沢山あると思います。
このタイトルのように死ねるのは、ある程度健康な人がコロリと亡くなるというイメージ。病気の状態とか、身体がどの程度動かせるかによって、自宅ではどうしても難しいという方の方が実際は多そうですもの。
とは言え、書評では死の直前3か月の自己負担の月額費用や、夜間ヘルパー代などのことが書かれていた。なるほど自宅で看取ってもらうことも可能なのかと思う反面、やはり誰かしらの助けは必要なわけで、決して「ひとり」というわけではなさそうです。
やぁ、しかし、死ぬにもお金も場所も考えなければならないというのが辛いですね。今朝も前払い6000万、月額33万の高級老人住宅みたいなチラシを見て、思わず笑ってしまったばかり。ちゃんと入居できる人がいるからこうして広告が入るわけなんだけど、スゴイデスヨネェ。
もう考えるのも面倒だなぁと思うんだけど、元気なうちにある程度は決めておかないと結局はあとで大変そう。出来る出来ないは別として、こういった本でいろいろ情報収集して、自分に合ったものを選んでいきたいものだ。
■内容
累計125万部ベストセラー『おひとりさまの老後』シリーズ、最新作!
「慣れ親しんだ自宅で、自分らしい幸せな最期を迎える方法」を提案。
「わたしには家族がいませんので、基本、ひとりで暮らしています。現在72歳。このまま人生の下り坂をくだり、要介護認定を受け、ひとり静かに死んで。ある日、亡くなっているのを発見されたら、それを『孤独死』とは、呼ばれたくない。それが本書の執筆動機です」(上野千鶴子)「在宅ひとり死、おおいに結構。事実、世の中こうなってきている」養老孟司氏・推薦!「ひとり静かに在宅死。わたしもそうありたいと願っています」下重暁子氏・絶賛!━━Amazonより
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<< 後記>>
大阪は恐ろしいほどの感染者数、しかも日々数字がどんどん増えている状況。まもなく東京も同じ状態になりそうだけど、このままでいいのだろうか?こんな国内がゴタゴタしていると言うのに、アメリカに行った菅さんの姿が画面に映し出され思わず「おいおい!」って声が出てしまった。まぁ、居ても居なくても大差ないか。とにかく、強い感染力があると言われている変異株。みなさんも充分お気をつけください。
それでは、また来週!