王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2021年年5月8日分はこちら!!
今週の特集は「スイッチ 悪意の実験」潮谷験さんです。
スイッチ 悪意の実験:潮谷験
■内容
夏休み、お金がなくて暇を持て余している大学生達に風変わりなアルバイトが持ちかけられた。スポンサーは売れっ子心理コンサルタント。彼は「純粋な悪」を研究課題にしており、アルバイトは実験の協力だという。集まった大学生達のスマホには、自分達とはなんの関わりもなく幸せに暮らしている家族を破滅させるスイッチのアプリがインストールされる。スイッチ押しても押さなくても1ヵ月後に100万円が手に入り、押すメリットはない。「誰も押すわけがない」皆がそう思っていた。しかし……。━━Amazonより
■著者について
1978年京都府生まれ。第63回メフィスト賞受賞。今作がデビュー作となる。━amazonより
━━作家デビューされて変わったことは?
潮谷さん:
こういったインタビューを受けることがこれまでなかった経験なので、非常に驚いている感じです。これが初めてです。
(ここであらすじ紹介)
潮谷さん:
ひどいことをなるべく簡単にできるように、スイッチと言う使いやすいモノの方が、ついつい押してしまいそうな恐怖がある。もし実際にこういうことが発生したら、みんなどういう考え方をするか想像して話を組み立てて行きました。
━━━━言っちゃいけないんですけど、もう後半のあの部分、ゾワっとしました。本当に衝撃的でした。
潮谷さん:
スイッチを押すと言う構造が簡単なので、逆に手がかかりが出しにくいんですね。理屈を組み立てるのが結構難しかったです。
心の奥底にある善意と悪意を問いかける1冊です。
<感想>
メフィスト賞を受賞された作品だそうです。潮谷さんはこの作品がデビュー作。ミステリー感が満載といった雰囲気でした。後半からの展開がさらに面白そうですね。これからが楽しみな作家さんです。
それではまた来週!
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