えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞】るるぶ宇宙(朝日新聞:2021年7月3日掲載)

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

るるぶ宇宙

 

 

今週は売れている本の欄からピックアップしました。

 

 誰しも旅に行く前に一度くらいは手にしたであろう「るるぶ」。そのるるぶからすごいのが出版されたというのを噂では聞いたけど、「本当だったんだ!」と、書評欄を見て思わずニヤニヤ。

 

なんと今回の旅先は「宇宙」。ついにここまで来たか...感が半端ないです(笑)というか、もはや宇宙は旅先の選択肢のひとつになって来たということですよね。

....と言いながら、なにか自分が途轍もなく長生きをしている気分に。だって一般人が宇宙へ行くなんて自分が生きているうちは「ないな」って思っていましたからね。

 

そこに来てとても身近なるるぶがこんな本を出してしまうんですもの。いよいよ幕開け!みたいな気分になります。まぁ、旅行代金はまったく手が届かないんですけどね(^^;)

 

書評を書かれた青山七恵(作家)さんも「ページを閉じると一気に現実に引き戻される」とおっしゃっている。確かにねぇ、お金、覚悟、体力がそろわないとなかなか難しいわけだけど、妄想旅行ならだれでもできる。そんなユーモアも含めての「るるぶ宇宙」は、まだ見ぬ世界を満喫させてくれそうな1冊です。

 

 

■内容

月旅行から「はやぶさ2」まで、宇宙開発・宇宙旅行の最新事情が楽しみながら分かる&妄想旅で楽しめる「宇宙のガイドブック」が登場。
「はやぶさ2」のカプセル帰還をはじめ、日本と宇宙がつながるニュースに事欠かないこの頃。野口聡一宇宙飛行士のISS滞在、星出彰彦宇宙飛行士のISS船長任命など、嬉しいニュースも多いけど……そもそもISSってなに? 宇宙って結局行けるの? 月への旅程ってどんな感じ? 火星の開発ってどうなってるの? などなど、疑問も深まるばかり。そんな疑問を持ったガイドブック「るるぶ」の編集部が、「宇宙旅行の最新事情」という未知の領域を徹底調査!現状で考えられる宇宙への旅路や、野口さんも搭乗したスペースXの宇宙船「クルードラゴン」の中身も「るるぶ」らしいビジュアルメインの楽しい誌面で解説。宇宙開発事業に関わる人、宇宙旅行を予約した人、火星環境での居住実験の経験者など、様々な立場で宇宙に関わる人たちの実録インタビューも満載で、いつかは宇宙に行きたいあなたに、この1冊が妄想のヒントになるかも?な、るるぶ初「宇宙のガイドブック」です。━━Amazonより

 

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<< 後記>>

 7月に入りました。本当によく降るなぁというくらい今年の梅雨の雨量はすごいです。週間天気予報もこの先ずっと雨マーク。そして梅雨が明けるころには恐怖のオリンピックが待っています。もはや感染拡大を待つだけになってしまった感があるオリンピック。本当に刻一刻とその時が来ることが分かっていながら何もできないもどかしさ。

この先、オリンピックが開催されるたびに、何とも言えない気持ちにさせられたのこの夏を私たち日本人は思い出すんだろうなぁと、はやくもそんなことまでも考えてしまいました。

それではまた来週!