えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞】現代の痩身願望をテーマにした3冊(朝日新聞2021年10月30日掲載)

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

 

今週はひもとくからピックアップしました。

 

ぜんぶ体型のせいにするのをのをやめてみた。:竹井夢子

 

 ■内容

インスタでダイエットをテーマにフォロワー12万人までいったインフルエンサー。
大学時代に始めたひとり出版社「ブルーモーメント」の代表が、ダイエットや承認要求に追い詰められ、自分を見失いかけて、再び自分を取り戻すまでを描くコミック+エッセイ━━Amazonより

 

「もし痩せたら....」という自分への問いかけ。食べた分だけ確実に体重に反映されてしまう者にとっては、この自分への問いかけはもはや定番という感じである。そんな「痩身願望」を描いた3冊が今週の「ひもとく」に登場。どの本もタイトルにインパクトがあり、ちょっと読みたくなるものばかり。最近はSNSから作品が生まれるパターンが増えてきましたね。

 

自分サイズでいこう 私なりのポジティブ:hara

 ■内容

私は、私の体(サイズ)を、愛してみることにした.「痩せてなくっちゃ、オシャレをしちゃいけない」と思っていた私へ。ボディポジティブ=「ありのままの自分の体を愛してもいいかもよ?」という提案。無茶なダイエットをして、半年で20kg痩せた中学時代、過食症になって、体重が30kg増えた高校時代、過食嘔吐がやめられず、手に吐きダコができた大学時代.“ボディポジティブ”に出会い、自分の体を肯定できるようになった現在――プラスサイズの女の子のイラストで人気のイラストレーター・haraさんが自身の体験と「ボディポジティブ」についての考えを描いたコミックエッセイ。--Amazonより

 

こちらもSNSに投稿されているharaさんの作品。

「プラスサイズの女の子」、そういう言い方もあるんですね!

 

太れば世界が終ると思った:キム・アンジェラ

 ■内容

<鏡のなかのわたしとの戦争。終わりなき戦争>
17年におよぶ摂食障害と向き合い自分の心を見つめ直した
韓国人女性の記録。美しい体って、誰が決めるの?--Amazonより

 

痩身願望を持つ人の話は、日本だけにとどまらずお隣韓国でも。

....ということで、ダイエットしなきゃって思う反面、「食欲の秋」というやるせない季節の到来(笑)おいしいものを目の前にすると、やっぱり食欲が勝る。そんなときに読めば少しは抑制できるかも!?いや、「自分サイズでいこう」と、ポジティブ思考になれるかも!?(笑)

 

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<< 後記>>

先日、混雑を避けるため、期日前投票に行ってきました。念のためコロナ対策として鉛筆を持参したので、ほぼ非接触でスムーズに終了。出入り口でもアルコール消毒をシュッとひとかけしてもらい、選挙もコロナ対策が万全だなぁと感じられました。さぁ、今晩、どんな投票結果が出るのでしょうか。投票率が少しでも上がることを願いつつ、今日より明るい未来が見える結果になりますように。

それでは、また来週!!