えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【ラジオ】<中瀬ゆかりのブックソムリエ>僕は失くした恋しか歌えない 2021年12月16日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2021年12月16日放送分

 

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。

 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

 

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?

早速見て行きましょう。 

 

僕は失くした恋しか歌えない:小佐野彈

 

■内容

性愛の対象が同性であることに気付いたのは、中学生の頃だった――。
すれ違う想いにキュン死確定! 恋に恋する「僕」のリアルな青春。
これは、「僕」でなければ見つけられなかった景色、紡げなかった言葉。
同級生男子への初恋、出会い系サイトでの冒険、そして人生初の大失恋に家族へのカミングアウト……。胸を揺さぶる想いを短歌にしながら、御曹司として生まれた少年が数々の出会いと別れを経て歌人になるまでを描く、瑞々しく切ない自伝的青春小説。
--Amazonより

 

 

 

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・小佐野さんは短歌を詠まれる歌人。慶応中等部時代からすでに詩を詠み始めていた。

台湾で起業し、現在は台北市在住。多くの賞を受賞し、歌人として順風満帆。

・小佐野家の超御曹司

林真理子さんが「あなた小説を書きなさい」とお勧めになって小説の世界へ

・自身はオープンリーゲイを公言。

・普通じゃない恐怖とか、上手くいかない恋への渇望など、等身大の自分を描いた自伝的な青春小説

・小説内には短歌が挟み込まれている。イメージとしては「伊勢物語」を意識されているらしい。

90年代カルチャー(掲示板での出会い等)の空気感がよく描かれている。

・辛さなどすごく滲み出ていて、共感できる青春小説になっている。

 

■著者について

小佐野 彈は、日本の歌人・小説家・実業家である。国際興業グループ創業者の小佐野賢治は大伯父にあたる。東京都世田谷区出身で、現在は台湾台北市在住。同性愛者であることを公表しており、セクシュアリティに関する作品が多い。慶應義塾大学大学院経済学研究科博士課程単位取得退学。
 主な受賞作: 短歌研究新人賞(2017年); 池田晶子記念わたくし、つまりNobody賞(2019年); 現代歌人協会賞(2019年)---Wikipedia

 

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<感想>

今日は中瀬さん、林真理子さん、森卓さんと、ものすごい濃いメンバーでした。しかしすごいですね、林さんが声をかけたことにより小説を書いたとか。小佐野さんご自身はよくしゃべる方だそうなので、いつかご本人にもブックソムリエに登場していただきたいなぁ~。短歌だけの本だとちょっと敷居が高そうなので躊躇しちゃうのですが、小説の一部として登場するなら無理なく読めそうです!

それでは、また~。

 

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。

ではまた!