えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞】日本の鬼図鑑:八木透(朝日新聞2022年1月8日掲載)

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

今週は広告欄からピックアップしました。

日本の鬼図鑑:八木透

 

このタイトルを見たときに、「そうか、鬼にもいろいろ鬼種?みたいなものがあるんだ」ってことに気づく。何となく鬼は鬼で、特に種類みたいなものを考えたことはなかったけど、実はいろんな種類の鬼を私たちは見ている。一番最初に触れた鬼はおそらく「桃太郎の鬼」かな~。いや、豆まきのお面の鬼かな~?と、確かにかなり小さい時から私たちの日常に鬼は存在していた。
 
しかし「鬼とは何者なのか?」「いつから姿を現したのか?」など基本的な「鬼情報」を知らないまま大人になった。ということで、本書を読めばその辺の謎が解けそうだと感じ、本日は本書をピックアップしてみました。登場する鬼たちは以下の通り。

阿用郷の鬼/陸耳御笠/三上ケ嶽の鬼 英胡・軽足・土熊/酒呑童子/茨木童子/鬼童丸/温羅/大嶽丸/前鬼後鬼/牛鬼/藤原千方の四鬼/橋姫/鬼女紅葉/安達原の鬼婆/清姫/阿倍仲麻呂/菅原道真/百鬼夜行/一寸法師の鬼/金太郎の鬼/こぶとり爺さんの鬼 /藤原忠平が出会った鬼/朱雀門の鬼/大津絵/鬼子母神/夜叉/羅刹/閻魔/牛頭馬頭/獄卒/奪衣婆・懸衣翁/餓鬼/方相氏

 

すごい!文字だけでも怖さを感じますねぇ。ちなみに監修の八木氏は「世界鬼学会会長」だそう。他国の鬼ってどんな感じなんだろう。とにもかくにも、鬼が気になって来る本日の広告でした。

 

 ■内容

人を喰い、都を荒らし、天災をもたらす。しかし、鬼は本当に悪なのか?
室町時代以降に描かれた約160点の絵画史料とともに、代表的な鬼たちの出自や系譜をわかりやすく解説。これ一冊で、日本の鬼の全てがわかる! 代表的な鬼34体の能力がわかるパラメーター付き。
【目次】
一章 鬼の故郷―大江山
二章 退治された鬼
三章 鬼になった人間
四章 広まった鬼
五章 仏教から生まれた鬼
資料 「鬼の日本地図」
 ━━Amazonより

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<< 後記>>

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年早々ですが、オミクロン株がやはり猛威をふるってきました。沖縄の感染者の増え方が尋常じゃないと思っていたら、東京もみるみるうちに1000人ちかい人数を叩き出すという事態。2桁から一気に4桁へ。....ということで、そろそろ外出も控えないとなぁと、来週から自粛期間に入ろうと思います。みなさんも、お気をつけて。

それでは、また来週!!