えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>-春のこわいもの-3月10日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年3月10日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

春のこわいもの:川上未映子

 

■内容

こんなにも世界が変ってしまう前に、わたしたちが必死で夢みていたものは――
感染症が爆発的流行を起こす直前、 東京で6人の男女が体験する、甘美きわまる地獄めぐり。ギャラ飲み志願の女性、深夜の学校へ忍び込む高校生、 寝たきりのベッドで人生を振り返る老女、 親友をひそかに裏切りつづけた作家……かれらの前で世界は冷たく変貌しはじめる。これがただの悪夢ならば、目をさませば済むことなのに……
世界中が切望していた2年半ぶりの最新作、ついに刊行!(Amazonより)

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

世界のセレブも愛読している川上作品。村上春樹と同様、世界で新作を待たれている作家のひとり。2年ぶりの新作。

ゾクッとするような人間の裏側。

パンデミック直前の話。東京の男女6人の地獄めぐり6編。

・中でも中瀬さんのおすすめは「あなたの鼻がもう少し高ければ」。ひっくり返るくらい傑作だなと思った。

・どれも鮮やかで息苦しくなる作品。

オーディブルが先に配信されて、6か月後に本が出たという新しいスタイル。

世界中が切望していた新刊です。

■著者について

大阪府生まれ。2007年、デビュー小説『わたくし率イン 歯ー、または世界』で第1回早稲田大学坪内逍遥大賞奨励賞受賞。2008年、『乳と卵』で第138回芥川賞を受賞。村上春樹との共著『みみずくは黄昏に飛びたつ』、『すべて真夜中の恋人たち』など著書多数。2019年、第73回毎日出版文化賞受賞した『夏物語』は、20年ニューヨーク・タイムズが選ぶ「今年読むべき100冊」やTIMEの「今年のベスト10冊」などにも選ばれ、現在40カ国以上で刊行が進められている。(Amazonより一部抜粋)

 

■感想

川上未映子さん、本当にいろいろな賞を受賞されていますが、世界的な作家になっていたとは!知らなかった~~。村上春樹さんと共著の本も出されていたのですねぇ。着々とご自分の世界を広げ、活動されているのですね。

「春のこわいもの」は、すでにチェックしています。必ず読みたい1冊。「5時に夢中!」のエンタメ番付でも紹介されていました。そちらの様子はこちらです。

それではまた来週!

番組内で話題になった村上春樹さんとの共著↓

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。