王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年5月14日はこちら!!
■ラブカは静かに弓を持つ:安壇美緒
■内容
武器はチェロ。潜入先は音楽教室。傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽小説”!
少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇し、以来、深海の悪夢に苛まれながら生きてき橘。ある日、上司の塩坪から呼び出され、音楽教室への潜入調査を命じられる。目的は著作権法の演奏権を侵害している証拠をつかむこと。橘は身分を偽り、チェロ講師・浅葉のもとに通い始める。師と仲間との出会いが、奏でる歓びが、橘の凍っていた心を溶かしだすが、法廷に立つ時間が迫り……(Amazonより)
■著者について
1986年北海道生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2017年、『天龍院亜希子の日記』で第30回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。2020年、北海道の中高一貫の女子校を舞台にした青春長編『金木犀とメテオラ』を刊行、書店員からの熱い支持を受けロングセラーとなる。(Amazonより)
■インタビュー
安壇さん:
ラブカは妊娠期間が3年から3年半と言われている。秘密を抱え続ける暗いスパイにそこを当てていけないかなと。
―――2年と言う長い潜伏期間は、まさにラブカですね。
安壇さん:
時を経るごとに愛着を感じてしまう。スパイとしての仕事はどうなる?って感じで。
―――私、ラスト、涙が止まらなくなってしまって....。私だったらどう行動するだろうとか、ものすごく引き込まれました。
安壇さん:
ありがとうございます。ページをめくるごとに何かあってハラハラさせることはできないかなって試みは気を付けました。
*何にもかえがたい体験が、一人の男の心を揺り動かす感動作です。
■感想
「ラブカ」とは深海魚の名前だそう。名前は可愛いけど、かなり怖そうなサメ。しかも妊娠期間がやたら長いなんて。ほんと、世の中には変わった生きものがたくさんいるなぁ。スパイとか音楽とか、まだどんな小説なのか想像できないのですが、感動作みたいですよ!!本屋大賞とかの候補になりそうな雰囲気、ありますねぇ。
それではまた来週!
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