ニッポン放送あなたとハッピー!2022年5月26日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
怪虫ざんまい―昆虫学者は今日も挙動不審:小松貴
■内容
セアカゴケグモの日本上陸に身悶えした中学生は、やがてガロアムシを見つけて得意満面の大学生になった。エダヒゲネジレバネを極小ウンカの腹の中から引っ張り出したり、アリの巣を破壊したりして過ごした大学時代。晴れて昆虫学者になってからも好奇心はますます暴走!ミズスマシの背中に付くカビに萌えたり、誰も知らないオオフトヒゲクサカゲロウの秘密の生態を暴いたり……。好き勝手に虫探しをしていたら何の因果か、気が付けば人の親になっていた!息子をつれて行った公園でオオスズメバチの駆除に憤り、滑り台の陰で絶滅危惧のハナダカバチを見つけるのも悪くはない。だが、その本性は、やはり「奇人」と呼ばれた昆虫学者なのだ。いまこそ虫マニア全開だ!自転車往復8時間の山越えも何のその、寒空の下、大地に土下座してついに見つけた、光りかがやく「幻の甲虫」。
ポンプを漕ぐこと数万回。井戸の奥底から「ナゾの生命体」を引きずり出したぞ !!―――で、虫なんて探して何になる !?(Amazonより)
■放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・著者は昆虫学者で人気がある。
・ずっと昆虫を観察していると不審者に見られるが、そういうことももう慣れたそう。
・仲間たちからも裏山の偉人と言と言われている。
・探している虫に対してあらゆる努力をしている。
・グーグルマップでいそうなところを見つけて往復8時間自転車で行ってついに見たとか。そして、ほぼ収入がない(笑)奥さんもお子さんもいるのだけど、ほぼヒモとか。奥様の理解がすごい!
・コロナ禍での虫取りの貴重な記録でもある。どんな苦労があったかなど。
・ホラー映画のような虫も出て来る。想像しただけで、ひーーーとなる。
・人類にとってイチミリも役に立たないことでも、昆虫刑事みたいに異常な執念で徹底的に追いかける虫のストーカーみたいになっている。
・時々、憤る話が出てきたりもする。
・何かにここまでハマれる幸せ、虫だけでなく、先生にも興味が湧く。
■著者について
昆虫学者
1982年生まれ。信州大学大学院総合工学系研究科山岳地域環境科学専攻博士課程修了。同大学博士(理学)。九州大学熱帯農学研究センターでの日本学術振興会特別研究員、国立科学博物館協力研究員等を経て、現在は在野の研究者として奮闘中。専門は好蟻性昆虫。『昆虫学者はやめられない』新潮社や『絶滅危惧の地味な虫たち』(ちくま新書)、『裏山の奇人』(東海大学出版部)など著書多数。(Amazonより)
■感想
今日のブックソムリエは結構長かったような気がする。9時10分からになってから、少し長く時間が取れるようなったのかなぁ~。それはさておき、本日の本は、まさに虫よりこの先生に興味が湧くような感じですね。虫の研究がコロナの影響を受けたとかって話もありましたが、なんの影響があったのか気になります。密にならず一人黙って観察するはずなのにねぇ。。
それではまた来週!
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