王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年7月2日こちら!!
■#真相をお話しします:結城真一郎
■内容
(Amazonより)
■著者について
1991年、神奈川県生まれ。東京大学法学部卒業。2018年、『名もなき星の哀歌』で第5回新潮ミステリー大賞を受賞し、2019年に同作でデビュー。2020年に『プロジェクト・インソムニア』を刊行。同年、「小説新潮」掲載の短編小説「惨者面談」がアンソロジー『本格王2020』(講談社)に収録される。2021年には「#拡散希望」(「小説新潮」掲載)で第74回日本推理作家協会賞短編部門を受賞。同年、三冊目の長編作品である『救国ゲーム』を刊行し、第22回本格ミステリ大賞の候補作に選出される。 (Amazonより)
■インタビュー
―――本作に込めた思いとは?
結城さん:
令和の時代を生きる全ての人へ向ける挑戦状だなって思っていて、解けそうにみえて、解けないみたいな、そういうところで皆さんにも挑んでもらいたいなと思います。それに耐えうる作品に仕上がったんじゃないかなと自負しています。
―――解けそうなんですよ。なんか。この伏線のはり方だとこういう結末だろうなって思って読むとひっくり返される。
結城さん:
思いのままですね。
―――ミステリーを書く上で、こだわっていることってありますか?
結城さん:
一番はフェアであること。ここにちゃんとこんなこと堂々と書いてあったじゃないかとか、この表現がここで効いてくるのか、みたいな些細な部分が最後に大きく効いて来るのが、自分もワクワクするポイント。
―――してやられた感も、やな感じではなく爽快なんですよね。
結城さん:
当たり前に使っているSNSとか、当たり前にやっているリモート飲み会とか、実は一枚剥いだらこういうことなんじゃないかみたいな視点を、ぜひ読者のみなさんに味わってもらえたら何よりです。
*小細工一切なし。ミステリーの新時代感じさせられる一冊です。
■感想
本書は今週ラジオで新潮社の中瀬ゆかりさんも紹介されていました。(その様子はこちら。)中瀬さんの紹介から引き続き、作者ご本人のお話を聴けて良かったです。ちなみに私は図書館に即予約入れました。今回「フェアであること」という、結城さんが小説を書く上で大事にされていることについて語られていましたが、とてもいいな~って思いました。この言葉を聞いて、全作品安心して読めそうな気がしています。そして、今日のインタビュアーも、ラジオの方も、読んだ人はみんなちょっと興奮した感じで読書を楽しんだ様子がすごく伝わってきました。本当に面白かったんだろうなぁ~。読むのが楽しみです!
それでは、また来週!
過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!