えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>鯉姫婚姻譚:藍銅ツバメ 7月21日放送 

 

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年7月21日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

鯉姫婚姻譚:藍銅ツバメ

 

■内容

何も残せないと思っていた僕だけど、君を生かせるのならば、これ以上の喜びはない――。そうか、これが、僕と君が共にある、唯一の手段なんだね。生きる理の違う美しき人魚と、半人前な青年が築いた愛と幸せの形。「これ以上のラストはない」と選考委員を唸らせた驚嘆の「日本ファンタジーノベル大賞2021」大賞受賞作。

若隠居した大店の跡取り息子・孫一郎は、人魚のおたつに求婚されてしまう。諦めさせるためにも、おたつにねだられるままに御伽話を語る孫一郎だったが、次第にその心は変化していく。しかし、人魚と人間がともに暮らせる未来があるわけでもなく……。

(Amazonより)

 

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・鯉姫は人魚。不思議な恋の物語でほのぼのを想像するけれども、それがぜんぜん違う。

・毎回挟み込まれる民話調のおとぎ話(異種婚姻など)が、本当に素晴らしい出来。涙したり、突き刺さって来るものがある。

恋愛相手はもう人間じゃなくてもいいかも?って思ってしまうほど異種婚姻の不思議ワールドに引き込まれた。

美しさあり、残酷さあり、終わり方も不幸な終わり方が多い。

・選考委員がこれ以上のラストはないと言った。

恋愛ものでこんなラストがあるんだって思った。

・怖い、美しい、何とも言えない。終わるとズシーンと余韻に浸ってしまうものがある。ハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか、解らない。

 

■著者について

1995年生まれ。幼少期を大阪、青春を徳島で過ごす。徳島大学総合科学部人間文化学科卒業。ゲンロン大森望SF創作講座、第4期受講生。第4回ゲンロンSF新人賞優秀賞受賞。図書館勤務、図書館司書資格保有。(Amazonより)

                              

■感想

今回もなかなか面白そうな本の紹介をしていただきました。人魚の話って悲劇的なものが多いですねぇ。本書も人魚が出てくるので注目してみたいと思います。中瀬さんも、結構泣いたそうですよ。本日のあなたとハッピーは、芥川賞と直木賞の発表翌日だったので、受賞作家さんについても中瀬さんが話されていました。個人的には受賞した窪さん、高瀬さん、どちらも好きな作家さん。とても嬉しいニュースでした。

 

ちなみに高瀬さんの受賞作の前作はこちら。これもすごく面白かったです。

www.readingkbird.com

 

それではまた来週!

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。