王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年8月6日こちら!!
■レペゼン母:宇野碧
■内容
山間の町で穏やかに暮らす深見明子。女手一つで育て上げた一人息子の雄大は、二度の離婚に借金まみれ。そんな時、偶然にも雄大がラップバトルの大会に出場することを知った明子。「きっとこれが、人生最後のチャンスだ」明子はマイクを握り立ち上がる――!
『晴れ、時々くらげを呼ぶ』『檸檬先生』などで最注目の新人賞から、今年も文芸界のニュースターが誕生!第16回小説現代長編新人賞受賞作。(Amazonより)
■著者について
1983年神戸生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒。放浪生活を経て、現在は和歌山県在住。2022年、本作で第16回小説現代長編新人賞を受賞しデビュー。旅、本、食を愛する。(Amazonより)
■インタビュー
―――長編新人賞を受賞した時のお気持ちは?
宇野さん:
昔から小説家を目ざしていて、家族に「絶対に小説家のになる!」と10年くらい言い続けていた。「小説家なるなる詐欺」みたいな。家族全員とハイタッチしたのは初めてでした(笑)
―――今作に込めた思いは?
宇野さん:
母であることのすべてを叩きつけた作品。
―――ラップのシーンは本当胸アツです。
宇野さん:
アイデアを得たきっかけが、ラップバトルの番組で女性ラッパーが男性の対戦相手から差別的なディスを受けたというニュースをネットで見て、どんな女性だったら勝てるのか考えて、オカンなら勝てるかなって思った。みんな偉そうなことを言っても全員母親から生まれてきたわけじゃないですか。母親には勝てないのかなと思って書き始めたら、自分でも予想のつかないところに辿り着いた。
ラップバトルって、一見すると喧嘩なんですけど、喧嘩って、相手が間違っているとわからせたいとか、自分が正しいとか、言いたいところから始まって、だんだん自分の中に入って行くことで本音に辿り着く。本当に分かってほしいことってなんだろうというところにお互いが辿り着いていく過程を書きたいなって思っていました。
―――あんな公的な場所であんな私的な親子喧嘩をするか?みたいな。その意外性もすごく面白かったです。
宇野さん:
自分も子どもが2人いる母親なので、本気でぶつかるとか、本気で対話することをあきらめないで欲しいなって気持ちで書いていました。
*一言一言が胸に突き刺さる感動の親子小説です。
■感想
初めて拝見する作家さんでした。ゆっくりお話しされ、おっとりとした雰囲気の宇野さん。宇野さんもまた二人のお子さんの母親だという。ずっと小説家になりたかったとのこと。ようやく夢の一歩を歩み始めたんですね。次作はどんな方向の小説を書かれるのか、早くも注目です!それでは、また来週!
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