王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年9月24日こちら!!
■犬を盗む:佐藤青南
■内容
殺人現場に残された愛犬の痕跡――真実を知るのは、その瞳だけ。
デビュー10周年、著者入魂の慟哭ミステリー!
高級住宅地で一人暮らしの老女が殺害された。部屋には、かつて犬を飼っていた痕跡があり、刑事たちは周辺の捜査を開始する。一方、雑誌記者の鶴崎は、あるスクープをモノにするためコンビニでアルバイトを始める。同じコンビニで働く松本の過去を知る鶴崎は、松本が突然犬を飼い始めたことに驚愕するが――。深まる謎、犬との絆に感涙&一気読み必至! 貫井徳郎氏も驚嘆の長編ミステリー。
「細かい違和感を憶えておいて。最後に『なるほど』と思うから」(Amazonより)
■著者について
1975年長崎生まれ。「ある少女にまつわる殺人の告白」で第9回『このミステリーがすごい! 』大賞優秀賞を受賞し、2011年同作でデビュー。ドラマ化された「行動心理捜査官・楯岡絵麻」シリーズのほか『お電話かわりました名探偵です』『ストラングラー 死刑囚の告白』『嘘つきは殺人鬼の始まり』『人格者』など著書多数。2016年『白バイガール』で第2回神奈川本大賞を受賞。(Amazonより)
■インタビュー
―――ミステリのハラハラ感がありつつ心温まる作品だった。読みながら飼っているワンちゃんを抱きしめて...(笑)すごく素敵な作品だったんですけど、今回はなぜ犬を題材にしたんですか?
佐藤さん:
僕、5年前から犬を飼い始めて、犬中心のライフスタイルになってしまった。それでも僕は飼ってよかったと思っているんですけど、中にはこんなはずじゃなかった、鳴き声がうるさいとかの理由で犬を手放したりする人も居るみたいで。犬を飼う資格を他人が判断するのは難しい。突き詰めると、愛情の問題になって来るんで、これは物語になると。
―――鶴崎と松本を描くきっかけとなった著者の経験とは?
佐藤さん:
デビュー前までコンビニでアルバイトをしていた。いろんな人と仕事をした。いるんですよね、何から何まで嘘をついている感じがする人。人間って日常生活の中で、小さな嘘とか誤魔化ししながら、積み重ねて生きていく。そういうのがひずみになって出ていくというか...。
佐藤さん:
みんな自分なりの正義や信念のもとに動いている。自分がそのキャラクターと同じ立場だったら同じ行動をとってしまうかもしれない、そういう感覚を大事にして書いたつもりです。
*犬との絆、深い愛に胸が熱くなる愛犬ミステリーです。
■感想
お名前から女性の作家さんだとばかり思っていましたが、男性の作家さんでした(笑)犬を飼ったからこそ出来た作品ですね。ミステリー・犬は見ていた!って感じでしょうか?犬を飼っている方は、さらに面白いかもですね。
それにしても、コンビニ店員経験があるとか。村田紗耶香さんもそうですけど、コンビニ店員さんで作家を目指している方って案外おおいのかも!?っ感じました。
それでは、また来週!
過去のテレビ棚一覧は、こちらからどうぞ!
■本日取り上げられた書籍 の一部
水野美紀さんの子育て奮闘記第2弾!
出来る限り楽してキレイになることを目論むビューティーエッセイコミック