王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年12月17日はこちら!!
■カプチーノ・コースト:片瀬チヲル
■内容
しんどいときほど、周りに頼れない。早柚(さゆ)は、会社を休職中の26歳。
ふとしたことから、地元の海岸のゴミ拾いを始めた。
自分を見つめ直す、ひと月の物語。(Amazonより)
■著者について
1990年、北海道生まれ。明治大学文学部卒業。大学在学中の2012年、「泡をたたき割る人魚は」が第55回群像新人文学賞優秀作に選ばれる。著書に『泡をたたき割る人魚は』(講談社)。(Amazonより)
■インタビュー
―――執筆に影響を与えた経験とは?
片瀬さん:
私もゴミ拾いをやっている。
―――ゴミ拾いのきっかけは?
片瀬さん:
コロナで人と積極的に会うのははばかれるけど、社会とちょっと繋がりたいなという気持ちがあった時に、海でゴミ拾いをするボランティアの募集に参加した。その時に気持ちがスッキリして楽しかったことが、今回の小説にも影響している。
―――あれって失礼だよね?というシーンがあるじゃないですか。その違和感にとっても共感が出来た。
片瀬さん:
失礼なことを言う男性も、早紬ちゃん視点だと失礼なことを言っている人だけれども、たぶん彼は疑問だっただけで、失礼なことをしている意識はないと思う。自分が受けた気持ちやショックがなかったことになるかというとそうではない。
片瀬さん:
自分が海へ行ったときに、ゴミがそんなにない日もあるんですよ。でもやっぱり見つけちゃうんですよね。何も考えないで「海、最高!」って言っていたころには戻れなくなってしまった。
―――何に対してもそうじゃないですか。人間関係も。
片瀬さん:
そうですね。知らなかったころにはかえれないみたいな。。ありますよね。
■感想
とても物静かな片瀬さんのインタビューでした。海のゴミ拾いのボランティアをされ、そこから生まれた作品だそう。ゴミ拾いは黙々とする作業と言うイメージがありますけど、その中でたくさん感じることがきっとあったんでしょうね。
それでは、また来週!
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■本日取り上げられた書籍 の一部
四字熟語+かわいい猫写真 贈り物にもおすすめ
ジェーン・スーさんの最新作・48篇のエッセイ。