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【王様のブランチ・本】畑野智美さんインタビュー<トワイライライト>(2023年3月25日 )

 

本日の王様のブランチ・BOOKコーナーで紹介された本を紹介します。

本日の王様のブランチ(2023年3月25日放送分)で、おすすめされた話題の本と著者のインタビューをまとめて掲載しています。

■トワイライライト:畑野智美

■内容

森谷未明は進学のために福島県から上京し、三軒茶屋でひとり暮らしをはじめる。
感染症の影響もあり、憧れていたような学生生活は送れず、近くに住むいとこで小説家の信一の家に遊びにいくぐらいしかできない。ある日、思い切って、本屋「twililight」に入ったことから、未明の生活は変わっていく。友達と出会い、夜の街を歩き、初めてのお酒を飲む。そして、恋をする。twililightの屋上から眺める夕暮れに染まる三軒茶屋、未明は何を探し、何を見つけるのか。きっと誰もが、この物語の中にいる。(Amazonより)

■畑野智美プロフィール

1979年東京都生まれ。東京女学館短期大学国際文化学科卒。

2010年「国道沿いのファミレス」で第23回小説すばる新人賞を受賞。

2013年に『海の見える街』。

2014年には『南部芸能事務所』で吉川英治文学新人賞の候補となる。

2015年に刊行した『感情8号線』は、2017年にドラマ化された。

(新潮社・著者プロフィール一部引用より)

 

 

■インタビュー

本書を書くきっかけとなったのは、畑野さんと10年来の知人である本屋「トワイライライト」の店主・熊谷さんが、畑野さんに執筆を依頼したそう。

 

畑野さん:三軒茶屋を舞台にして小説を書いて欲しい。トワイライライトを出版社として本を出したい。というオファーがあった。

 

―――未明ちゃんが、私と同い年。等身大の悩みを抱えていて。私も未明になったかのような気持ちになって読んでいました。

 

畑野さん:イメージにすごく近いかもしれない。

 

―――「さっきよりも、深く深呼吸が出来るように感じる」って書かれていた。本当に一つでも心の拠り所があるってすごく大事。そういう場所が私にもあったらいいなって思いました。

 

畑野さん:コロナの中で、ずっと何かの息苦しさみたいなものを感じていたので、落ち着ける場所を作ってあげたかった。「よし、一歩踏み出そう」と、勇気を持った場所で落ち着ける、そういうことをしてほしい。

 

―――朝川さん、本当に私、大好きになってしまって。

 

畑野さん:意味わかんない感じだけど、なんか惹かれちゃうっていう。現実的には関わりたくないかな...っていうタイプだからこそ、小説で読んで「はぁ..かっこいい」って胸キュンすると楽しいじゃないですかね。そこはちゃんと徹底的にやろうと思いました。

 

 

 

■ひとこと

  

 本屋さんが作家さんに自分の店を舞台にした小説を依頼するなんてことが現実的になるなんて!いいですねぇ~。今回、インタビューも、舞台になった本屋さんで行ったのですが、これがまた素敵な本屋さんなんですよ。行ってみたいな。それでは、また来週!

 

■舞台になった本屋さんの情報

ホームページもめちゃめちゃお洒落!カフェもある素敵な本屋さん。

twililight.com

■畑野智美さんのその他の作品のブックレビュー

畑野さんの作品は、人間模様がものすごくリアルで面白いの。出て来る町の風景とかもね。すぐそこで今起きていそう...そんな臨場感が良いのだなぁ。一度読むと、他の作品も読みたくなるわよ♪

【レビュー】感情8号線:畑野智美 - うずまきぐ~るぐる

【レビュー】シネマコンプレックス:畑野智美 - うずまきぐ~るぐる

 

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