えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ>『藍を継ぐ海』:伊与原新の紹介

 

『藍を継ぐ海』:伊与原新の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2024年10月10日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

藍を継ぐ海

藍を継ぐ海

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・著者は科学と人間ドラマを融合させた独自の世界を確立させている短編の名手。

・本作は5編の短編集

・日本のいろいろな場所が舞台になっているので、そこにちょっと行きたくなるような気持ちにもなる。

 

 

 

 

・5編のテーマの一つは、それぞれの土地固有の「継承」

理系の知識がなくても人間ドラマとしても面白い。登場人物が生き生きしている。

・人間っていいな、生きるっていいなってことが、心にじわっと残る

伊与原新プロフィール

1972年、大阪生れ。神戸大学理学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻し、博士課程修了。2010年、『お台場アイランドベイビー』で横溝正史ミステリ大賞を受賞。2019年、『月まで三キロ』で新田次郎文学賞、静岡書店大賞、未来屋小説大賞を受賞。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

「ウミガメ」、「隕石」、「土」、「ニホンオオカミ」等々、題材のバリエーションがすごい!いったいどんな話が待っているのだろうとわくわくします。科学と言うと身構えてしまいますが、人間ドラマに織り交ぜられているようなので、きっと読みやすいのではないかと感じました。良いものを読んだ~という読後感良好な一冊だそうですよ!

それでは、また来週!

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。