王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。
インタビュー
―――アイデアのきっかけは?
宮島さん:
私の担当の編集者が婚活パーティーの司会のアルバイトを学生時代にしていたらしい。で、その話を聞かせてくれて、「宮島さんの書いた婚活の話が読みたい」と言われ、それで書いてみようかなという気になった。
―――婚活って最初の一歩が難しいですよね。本作を読んだら、ちょっと一歩勇気を出してみようとなりますよね。
―――主人公が40歳独身。恋愛を始めるのに年齢は関係ないのなだなぁと。婚活を通して猪名川自身も成長している感じがした。
宮島さん:
それも私の実感。私は39歳で本が出て、「成瀬は天下を取りにいく」を、たくさんの人に読んでいただいて、実際そんなことが起こるなんて思っていなかった。2,3年前までは。なので何歳になってもこんなことが起こるんだなぁ.....と思っているので、その実感が反映されていると思う。
私はこれは出会いの物語と思っている。私も実際小説家になっていろいろな人に出会った。そういう意味で出会いは重要だと感じた。鏡原さんと出会ったことで(猪名川は)変わっていくし、鏡原さんも変わっていく。そういう出会いの物語として読んでいただけると嬉しいです。
* いくつになっても人は成長できることを教えてくれる新感覚の婚活小説です。
ひとこと
今、ノリノリの作家、宮島さんの新刊です。まだ「成瀬シリーズ」しか読んだことがないので、他の作品がどんな感じなのかとても楽しみです。編集者さんのリクエストから誕生したともいえる「婚活マエストロ」。そういうきっかけもあるのですね。編集者さん、ちょっと羨ましい!またまた話題の一冊になりそうな予感です。それでは、また来週。
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