えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【あの本、読みました?】『源氏物語』現代語訳に行く前に読むべき本とは?

 

ここでは、2023年11月14日(木) 22時00分~22時55分・BSテレ東「あの本、読みました?」で紹介された、今ブームの『源氏物語』現代語訳に行く前に読むべき本とは?」をまとめて掲載しています。たくさんある関連本の中からセレクトされた本の紹介です。

2024.11/14放送内容

▼担当編集者がおススメ!東野圭吾の読む順
▼池井戸潤の読む順!
▼村上春樹の読む順で大激論!1冊目は『海辺のカフカ』か『1Q84』どちらか?
今ブームの『源氏物語』現代語訳に行く前に読むべき本とは?
▼720通りのストーリー!全6章の小説、道尾秀介『N』読む順番で内容が変わる新感覚の体験型小説。著者自らが明かす驚きの仕掛けと読む順解説

出演者―――MC・鈴木保奈美 

まずは、源氏物語が書かれた時代を知るところから入ってみましょう。源氏物語がいかにして書かれ、どう読まれたか。セクシャリティと権力の観点から、生きた男たちの実像を通してその歴史を描き出している。源氏物語の世界を把握することで、より現代語訳を楽しむための一冊。とても読みやすいそうよ。

紫式部と男たち (文春新書)

 

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平安人の心で「源氏物語」を読む

平安文学研究者の著者が、平安人の世界を様々な角度からとらえ、読者を物語の世界へ誘うことを目指した一冊。著者は平安文学全般に詳しいので、何を読んでも外れがないんだそうよ。角田光代さんと共著もあるとのこと。

 

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愛する源氏物語 (文春文庫)

こちらは源氏物語に登場する和歌ごとにピックアップして紹介している。俵さんの名訳がついる。これを読めば、源氏物語の大すじが理解できる。俵さんが和歌を現代語に訳した解説本!

 

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30日de源氏物語

1日10分から始める源氏物語の入門書。巧みな伏線の読み解き方から、実際あったゴシップネタまであらすじはもちろん、物語を深く味わうコツが1冊にまとめられているとのこと。便利です!推しキャラを見つけておくとさらに楽しめる。

 

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六条御息所 源氏がたり 上 林真理子の源氏物語シリーズ (小学館文庫)

六条御息所の「ひとり語り」を林真理子氏がアレンジし再構成しているそう。登場人物の一人に的を絞った本も結構あるそうなので、そこから入るのもよさそうです。

おすすめの現代語訳

■角田光代

源氏物語 1 古典新訳コレクション (河出文庫)

■田辺聖子

新源氏物語(上)(新潮文庫)

■瀬戸内寂聴

源氏物語 巻一 (講談社文庫)  

まとめ

源氏物語はとにかく長い。一番面白い部分にたどり着けないまま挫折されている方も多いと言う。もったいいないですよねぇ。なので、現代語訳を読む前に、まずは入門書などで全体をあらかじめ把握しておくと良いというのはまさにそうだと思います。私の場合、「あさきゆめみし」の漫画から入りました。ベースが解ると、現代語訳のほうも退屈することなく最後まで読み切れます。最後まで読むと、今度はさらに細部も知りたくなり、関連本に戻ったりと、源氏物語はエンドレスで楽しめる読み物だと思います。この秋、まだの方は入門書から是非チャレンジしてみてください。それではまた!