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【王様のブランチ】森沢明夫さんインタビュー<桜が散っても>(2024年12月14日 )

 

王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

 

桜が散っても (幻冬舎単行本)

桜が散っても (幻冬舎単行本)

インタビュー

 

―――今作のテーマは?

 

森沢さん:

一番メインの一つを挙げろと言ったら、究極の幸福論

 

―――読み終えてタイトルを見返した時、世界の見え方が変わるんだなぁという印象があった。

 

 

 

 

森沢さん:

小説を書くときに、伏線とリンクをたくさん仕込ませるんですね。

 

―――本当に冒頭に伏線が詰め込まれていて....。ギュッと入っていました。

 

森沢さん:

読んでいくうちにどんどんどんどんその伏線が回収されていく。驚きながら最後まで持っていく。

今回は家族の話。家族って個々の尊重すべき人間じゃないですか。同じ不幸に見舞われたとしても、受け取り方が違った場合って、人と人なので齟齬が生まれてうまくいかなくなったりする。基本的に僕はハッピーエンド作家なのでそれをどう幸福論を混ぜて最終的にみんなが落ち着くところに落ち着くのかを書いた。

 

* 時を超えた父からのメッセージに感動が広がる家族小説です。

 

 

森沢明夫プロフィール

一九六九年、千葉県生まれ。早稲田大学卒業。日韓でベストセラーとなった『虹の岬の喫茶店』は、吉永小百合主演で映画化。高倉健の遺作となった 映画「あなたへ」の小説版や、有村架純主演の「夏美のホタル」の原作などもベストセラーに。他にも『大事なことほど小声でささやく』『津軽百年食堂』『癒し屋キリコの約束』『きらきら眼鏡」』など、映画・テレビドラマ・コミック化されたヒット作多数。 近著に『おいしくて泣くとき』『本が紡いだ五つの奇跡』『ロールキャベツ』『さやかの寿司』など。(Amazonより)

ひとこと

これはおそらく涙、涙になりそうな小説ですね。自らを「ハッピーエンド作家」っておっしゃる森沢さん。この言葉は印象的でした。なので、きっと涙しても、必ずハッピーな結末が待っている.....と思うとちょっと安心です(笑)それでは、また来週。

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