小学館の図鑑「はじめての国宝」紹介です。
はじめに
2025年2月17日 TBS ・THE TIMEで紹介された一冊です。子どもも大人も夢中になる図鑑として大人気!通常、学習図鑑は多くても1~2万部というなかで、異例の初版12万部とのこと。国宝の図鑑とはいったいどんな内容なのでしょう。早速、覗いてみましょう。
内容
累計発行部数27万部突破の『小学館の図鑑NEOアート 図解 はじめての絵画』に続く、「小学館の図鑑NEOアート」シリーズ第2弾は、「国宝」をテーマに日本美術を取り上げます。絵画・彫刻・工芸品・建築を中心に、約250点の国宝を、子どもの興味を惹くテーマに分類して掲載。日本列島の長い歴史のなか、人々に守られ受け継がれてきた国宝に触れることで、子どもたちにわが国ならではの美術作品の鑑賞の楽しさを知ってもらうとともに、日本文化への理解を深めることができる1冊です。(Amazonより)
図鑑NEOって動物とか昆虫、地球など、子どもの素朴な疑問をわかりやすい解説と写真で紐解く20年以上も続く人気の学習図鑑なんだよね。読んだことがある人も多いはず。最近では美術に特化した「絵画」なんていうのもあるのね。こちらも大人気で発行部数27万部。1か月で3回重版したこともあるそう。
そして最新刊がこの「国宝」なんだって。担当者さん、手に取ったら絶対に楽しんでもらえるって言ってるよ。とにかく大人も子どもも釘付けになる仕掛けがたくさんあるとのこと。 例えば、千手観音の1000本の手が分解された写真。これが大迫力。こちらのテーマは「本当に手が1000本あるの?」なのね。興味あるよね~。
子どもって分解することが好き、プラモデルみたいで面白いって思ったんだって。撮影は、編集部で新たに撮りおろししたものではなくて、2003年ごろ、この仏像が修理された時に、その修理者が撮影した写真をお借りしたそうよ。その他にも金剛力士像を3000パーツに分解した写真が載っているのね。
さらに原寸大の顔写真も。実際見に行くと距離があったり、薄暗くてよく見えなかったりするけど、こうした原寸大の図版を載せることで目の前で臨場感と没入感が味わえるそうよ。
あとね、墨って日本の国宝のほとんどに使われている素材。国宝は何でできているのかという作り方について紹介するページもあるんだって。どうやって作られているかという作り手からの視点というものも紹介したいなという気持ちで設けたそう。
1見開きで1つのテーマにしていて、彫刻や絵画お茶碗、土偶など様々な時代や形、形式のものを並べているので、ページをめくるたびに新しい出会いがあるんだって。だから飽きないのよね~。興味を惹きつけるテーマはどうやって決めているんだろう?
児童書とかコミック誌の編集をしているスタッフの方に集まってもらって、国宝を見てわかることでテーマを立ててもらうことをお願いしたそう。例えば仏像の眉間とか。なんでシワが寄るのかについて解説しようと思ったとか。これにも色々理由があるのだそう。面白そうーーー。
ということで、この本をきっかけに日本の美術の面白さに気が付いてもらえたらいいな~という思いでできた図鑑だそうです。これはほんと大人も読みたくなりますよね~。
合わせておすすめ
おまけ
こちらも注目!今、せいろが大流行中!せいろレシピ本も合わせて売れているのよ。