『天使は見えないから、描かない』 島本理生の紹介著の紹介です。
ニッポン放送あなたとハッピー!2025年2月27日放送
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・島本さん約2年間ぶりの新刊でちょっと変わった恋愛小説。
・33歳、弁護士の女性が主人公。結婚3年目。生活には過不足ない安定した生活を送っている。金銭的余裕もある素敵な夫婦。
・しかし、妻は18歳上の実の叔父としばしば逢瀬を重ねている。
・子供のころから叔父へのいびつな欲望があった。
・その叔父がなんとも魅力的。
・普通に聞くと「キモ...叔父さんとなんかて...」「姪となんて...」と思われるでしょうが、逆にそういうことを抜きにして人を好きになるってことについてとことん考える機会を得た。
・途中で出てくる女友達も重要な役割を果たしている。彼女たちの会話からいろいろなヒントが出ている。
・誰もが羨むような恋愛では全くない。むしろ絶対嫌だという人の方が多いかもしれないけど、では、正しいってなんだろう?人を好きになるって?人を愛する覚悟など、原点を考える。
・この本を読んだ人と語り合いたくなる。
・これを読みながら恋愛をもう一回したいな~ってすごく思った。
・恋愛小説で胸をギューーっと締め付けられるような思いをしたい人にはこの小説で間違いなくその体験ができる。
島本理生著者プロフィール
1983年、東京生まれ。2001年『シルエット』で群像新人文学賞優秀作、2003年『リトル・バイ・リトル』で野間文芸新人賞、2015年『Red』で島清恋愛文学賞、2018年『ファーストラヴ』で直木賞を受賞。主な著書に『ナラタージュ』『大きな熊が来る前に、おやすみ。』『あられもない祈り』『夏の裁断』『匿名者のためのスピカ』『イノセント』『あなたの愛人の名前は』『夜はおしまい』『2020年の恋人たち』などがある。(新潮社・著者プロフィールより)
感想
いや~、濃厚な恋愛小説みたいですねぇ。どうしようもなく人を好きになる気持ち、現在進行形の方も、もうすっかり忘れてしまっている方にも、恋愛したい気持ちが活性化されそうな1冊になりそうです。中瀬さん、島本さんの作品は必ず読んでいるそう。わたしは未読なので、この機会にチャレンジしたいと思います。主人公が好きになった叔父様に興味津々です(笑)それでは、また来週!
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