えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2025>『トットあした』黒柳徹子 著の紹介

 

『トットあした』黒柳徹子著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2025年7月17日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

トットあした

トットあした

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

決定的自叙伝と言ってもいい。書き下ろしの長編エッセイ。

・徹子さんがいろいろな局面で23人の方から、24の名言をいただいている。

有名人もたくさん出て来るけど、インドで出会った男の子とか、パンダ好きの子供など、普通の人々も登場する。

・それらの人々の言葉をずっと大切に忘れずに、そしてその言葉に励まされてきた。

 

 

 

・言葉って素敵な言葉を言われても忘れちゃったり、また受け取り側の度量や感性がないと、キャッチしそびれる。でも徹子さんは見事にそれらをしっかりとキャッチ。

・徹子さんと言った人が呼応するようなエピソードが綴られている。

節目節目で言われた言葉が徹子さんを育てている。

本の中からの言葉もある。(チェーホフ)

・中瀬さんは沢村貞子さんの夫婦愛の話に感銘。こんなに人を愛せるなんてすばらしい。何度読んでも泣けるエッセイだったと。

・クスッと笑えるドジな話や、人間の優しさやすばらしさに触れるなど、万華鏡のようにたくさんある。

・91歳の徹子さんが、まだ未来を見ている感じがすごく伝わって来て、自分ももっと頑張ろう、人をもっと好きになって、人の言葉をちゃんと聴こうと前向きになれる1冊。

著者プロフィール

東京乃木坂生れ。東京音楽大学声楽科卒。NHK放送劇団に入団、NHK専属のテレビ女優第一号となる。文学座研究所、ニューヨークの演劇学校で学び、テレビ、ラジオ、舞台女優として活躍。また、ユニセフ親善大使、トット基金理事長を務め、長年にわたり活動を続ける。著書は、ベストセラー『窓ぎわのトットちゃん』をはじめ『トットの欠落帖』『小さいときから考えてきたこと』『新版 トットチャンネル』『トットひとり』など。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

「トットひとり」もいろいろな著名人の話でしたが、さらに絞り込むんだ感じでしょうか。とにかく徹子さんの話は惹きこまれます。貴重なエピソードがたくさん詰まっていそう。私たちもきっと読んで励まされるんではないかな。この夏に読みたい1冊です。それでは、また来週!

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。