『患者と目を合わせない医者たち』里見清一 著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2025年7月31日放送
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・週刊新潮連載コラムをまとめたもので、医療だけでなく日本や世界で起こっていることにも目を配っている。名文家で他の追随を許さないほど。
・著者は医者としてのキャリアは40年。患者歴は小児喘息以来ほぼ60年。病人が医者になったと言った方が正しいと本人は言う。
・本作は医療の内実に迫った一冊。
理想と現実との乖離、その間で治療を続ける臨床医の本心。患者と対面する診療室で語り合えない医師たちの苦悩。
・患者情報・カルテなどの情報開示の在り方。アメリカの場合など一章、一章、すべて目からうろこ。
・AIによるがん告知なども、この先あっという間に実現しそうだ。
著者プロフィール
本名・國頭英夫。1961(昭和36)年鳥取県生まれ。1986年東京大学医学部卒業。国立がんセンター中央病院内科などを経て日本赤十字社医療センター内科系統括診療部長。著書に『医学の勝利が国家を滅ぼす』『死にゆく患者と、どう話すか』『「人生百年」という不幸』など。(新潮社・著者プロフィールより)
感想
もう医者になることはないとしても、この先、誰もが患者という立場になる確率は高いので、これも読んでおくとよさそうですね。いよいよ医療の現場にもAI?どうなっていくのかも含め、医者の本心が覗ける興味深い内容がたくさんありそうです。それでは、また来週!
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