えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【王様のブランチ】大前粟生さんインタビュー<7人の7年の恋とガチャ>(2025年8月16日 )

 

王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

 

7人の7年の恋とガチャ (幻冬舎単行本)

7人の7年の恋とガチャ (幻冬舎単行本)

インタビュー

 

大前さん:

恋愛リアリティショーの誰が誰を好きになって、誰が誰とどうくっつくかという、そういう謎をひきにして展開していくのがミステリー的だと前から思っていて、それをちょっと上手いこと小説に落とし込めたら面白いミステリーになると思った。

 

―――恋愛リアリティショーをそんな目で観たことはなかった(笑)

 

 

 

 

―――ガチャを登場させることによって、みんなの一か月の生活が山あり谷あり、良いことが起きたり、悪いことが起きたりするのが、ちょっとハラハラしました。

 

大前さん:

恋愛って運命の相手みたいな風に言われたりすることが多い。その中で人工的にちょっと運命を起こしたいなと思って、その時に「ガチャ」って言葉が思い浮かびました。

 

―――まさか20日目に、まつりがリタイアということで.....。

 

大前さん:

そうですね。そのあとの後半の展開を、よりミステリー的に、ちょっとサスペンスよりな感じで書くことは決めていたので、もしかするとあの時点でリタイアした方が、最終的には幸せだったかもしれない。

 

―――そのあとすぐに前半パートが終わりますよね。前半パートと後半パートで物語がガラッと変わりますよね。私はラストを読んで呆然としてしまいました。

 

「裏切者」を探せと言われても、そもそも何が裏切りなのか、誰が裏切ったのかも、何も分からない状態で放り出される感じが怖かったですね。

 

大前さん:

特に最後の最後なんですけど、ここまで書いちゃうと怖いな....と思う人が読者の中にいると思ったんですけど、でもそこに対して遠慮するというより、作品がより面白くなるなら、怖いことでも書いちゃおうと突き進みました。

 

*ラブストリーから一転。ミステリー。ラストまで予測不能な一冊です。

 

 

大前粟生プロフィール

1992年、兵庫県生まれ。2016年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」が「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」の公募プロジェクトにて最優秀作に選出され小説家デビュー。主な著作に『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、『おもろい以外いらんねん』、『チワワ・シンドローム』、『ピン芸人、高崎犬彦』、『かもめジムの恋愛』、『物語じゃないただの傷』などがある。(Amazonより)

ひとこと

恋愛リアリティショーとミステリーを絡めるとは、面白い発想ですよね。前半と後半が本当にガラッと様子が変わる感じが面白そうでした。かなり怒涛の展開が繰り広げられているみたいですよ。これは時間を取って一気読みしたい作品です。それでは、また来週。