王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

インタビュー
大前さん:
恋愛リアリティショーの誰が誰を好きになって、誰が誰とどうくっつくかという、そういう謎をひきにして展開していくのがミステリー的だと前から思っていて、それをちょっと上手いこと小説に落とし込めたら面白いミステリーになると思った。
―――恋愛リアリティショーをそんな目で観たことはなかった(笑)
―――ガチャを登場させることによって、みんなの一か月の生活が山あり谷あり、良いことが起きたり、悪いことが起きたりするのが、ちょっとハラハラしました。
大前さん:
恋愛って運命の相手みたいな風に言われたりすることが多い。その中で人工的にちょっと運命を起こしたいなと思って、その時に「ガチャ」って言葉が思い浮かびました。
―――まさか20日目に、まつりがリタイアということで.....。
大前さん:
そうですね。そのあとの後半の展開を、よりミステリー的に、ちょっとサスペンスよりな感じで書くことは決めていたので、もしかするとあの時点でリタイアした方が、最終的には幸せだったかもしれない。
―――そのあとすぐに前半パートが終わりますよね。前半パートと後半パートで物語がガラッと変わりますよね。私はラストを読んで呆然としてしまいました。
「裏切者」を探せと言われても、そもそも何が裏切りなのか、誰が裏切ったのかも、何も分からない状態で放り出される感じが怖かったですね。
大前さん:
特に最後の最後なんですけど、ここまで書いちゃうと怖いな....と思う人が読者の中にいると思ったんですけど、でもそこに対して遠慮するというより、作品がより面白くなるなら、怖いことでも書いちゃおうと突き進みました。
*ラブストリーから一転。ミステリー。ラストまで予測不能な一冊です。
大前粟生プロフィール
1992年、兵庫県生まれ。2016年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」が「GRANTA JAPAN with 早稲田文学」の公募プロジェクトにて最優秀作に選出され小説家デビュー。主な著作に『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』、『おもろい以外いらんねん』、『チワワ・シンドローム』、『ピン芸人、高崎犬彦』、『かもめジムの恋愛』、『物語じゃないただの傷』などがある。(Amazonより)
ひとこと
恋愛リアリティショーとミステリーを絡めるとは、面白い発想ですよね。前半と後半が本当にガラッと様子が変わる感じが面白そうでした。かなり怒涛の展開が繰り広げられているみたいですよ。これは時間を取って一気読みしたい作品です。それでは、また来週。




