えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2025>『人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで』 岡ノ谷一夫著の紹介

 

『人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで』 岡ノ谷一夫

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2025年10月9日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

人間の心が分からなかった俺が、動物心理学者になるまで

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・著者が動物心理学者になるまでの道のりを辿った抱腹絶倒の青春記。

・かなり笑いのある文章で綴られている。

周囲の人たちがロボットに見える時期があり入院したことがある。

先生も変人だけど、研究室にいる周りの人たちも変人が多くて、それも面白くて笑ってしまう。そして留学先でも。

 

 

 

・学者としての野心もなく、とても純粋

・読んでいるうちに先生のことがどんどん好きになる

しょうもないダジャレも時々挟み込まれている。

・留学先では英語力がないので講義を録音して何度もそれを聴いて英語力を伸ばしたそうで結構努力はされているものの笑いに紛れてしまっている

・こういう方なのでロマンスなどとは縁がないと思いきや、意外や意外、女性たちが次から次へと登場。ロマンスとほほものも笑える。

・研究の方は定点観測など毎日地道に取り組んでいる

・でもそれらの苦労が苦労に思えないほど面白い

先生のことを深掘りしたくなるような、他の本も読みたくなります。

著者プロフィール

1959年生まれ。動物心理学者。慶應義塾大学文学部卒業後、米国メリーランド大学大学院で博士号取得。2010年より東京大学大学院総合文化研究科教授。2022年4月より帝京大学先端総合研究機構教授。動物の音声コミュニケーションから言語や心の起源を探る研究で知られる。著書に、『さえずり言語起源論』(岩波書店)、『言葉はなぜ生まれたのか』(文藝春秋)、『「つながり」の進化生物学』(朝日出版社)、『脳に心が読めるか?』(青土社)などがある。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

最近、様々な分野で活躍されている学者さんの本が多いな~って感じますが、本当に聞けば聞くほど、興味がわきますねぇ。岡ノ谷先生の研究も興味深いですが、それよりなにより、岡ノ谷先生そのものがかなり面白そう!留学や女性との話は特に読んでみたいなぁ~と思いました。それでは、また来週!

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中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。