『神さまショッピング』角田光代 著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2025年10月16日放送
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・神様、信じるをテーマにした8つの短編集。どの短編もめちゃくちゃ面白い。
・平凡な日本人が主人公。たとえば、スリランカへ行く主婦。この人が何を祈りに向かったのか、絶対誰にも言えないあのことだった。ここの神様は、良い願いも悪い願いも叶えてくれる。
・願いはハッピーなことだけではない。結構「え?」って思うことを願ったりする。
・何かにすがりたい時代に、私のための神さまを求める人々を描く。
・どの作品に自分を投影するか、私は全作品の中に自分がいるなと思った。
・角田さんにとって今のテーマはもしかしたら「信じること」なのかもしれない。
・土地のにおいが立ち上がってくるような素晴らしい作品。
著者プロフィール
1967年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。90年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞を受賞しデビュー。96年『まどろむ夜のUFO』で野間文芸新人賞、98年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で99年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、2000年路傍の石文学賞、03年『空間庭園』で婦人公論文芸賞、05年『対岸の彼女』で直木賞、06年「ロック母」で川端康成文学賞、07年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞を受賞。著者に『三月の招待状』『森に眠る魚』『くまちゃん』など多数。2010年7月には、毎日新聞の連載『ひそやかな花園』も単行本化された。(Amazonより)
感想
確かに前作の「方舟を燃やす」も信じることがテーマでしたね。本作は短編ですが、祈ったり、信じたり、そのあたりが中心のお話のようです。どの話も大変面白いとのこと。色々な国の様々な神さまが登場。ちょっと旅気分にも浸れそう。この秋、是非読みたい1冊です。それでは、また来週!
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