王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

インタビュー
―――別れる運命なのかなと思いながら読み進めたんですけど、ある意味染井さん流のどんでん返しなのかなって。
染井さん:
(夫婦の)悪い話はそこら中に転がっているから、だったら思いっきりやさしさの詰まった温かい物語にしたいなと思いました。
―――染井さんご自身はおかしいのはどっちだと思いましたか?
染井さん:
僕は先を決めないでいつも書く。だからあの物語を書いているときに、奥さんだんだんおかしくなっていったなぁと書きながら思っていて、その時に、旦那さん、全部わかっているんじゃないかなと。
―――でも最後の旦那さんの一言で、全部が解消したかのように、ふわっと目の前が明るくなった。
染井さん:
ほんとうにさりげない一言なんだけど。自分の血がつながっていない子だけれども、「仕方ねぇよ、おれの子だもん」って。夫婦って赤の他人がくっついて、一緒に生活していく中で、困っていたら手を差し伸べる、お互い支え合う、そういうおもいやりを描きたいと思った。そんな風に作者としては工夫したつもりなんで、楽しんでいただけたらなって思います。
* 令和の夫婦を描いた心温まる感動作です。
染井為人プロフィール
1983年千葉県生まれ。芸能プロダクションにてマネージャー、舞台プロデューサーなどを経て作家に。2017年『悪い夏』で第37回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞し、小説家としてデビューする。『正体』『悪い夏』の映像化により、一躍ベストセラー作家に。著書に『正義の申し子』『震える天秤』『海神』『鎮魂』『滅茶苦茶』『黒い糸』『芸能界』『ひきこもり家族』がある。(Amazonより)
ひとこと
夫婦それぞれの形の正解を見つけ出す感じの話がたくさん出て来るそうです。今回紹介があった子連れ結婚などのパターンも今はとても多いのではないかな。難しい部分に、ちょっとした光を当ててくれる優しい作品。染井さんご自身もきっと優しい方なんだろうな~って拝見して感じました。それでは、また来週。




