王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

インタビュー
金子さん:
今作は孤島でのクローズドサークルをやりたいと思って、そこに前から興味があったアイドル、クイズを掛け合わせ、うまく化学反応がおこってくれないかなと思って書き始めました。
―――クイズ×アイドル×孤島ミステリって見たことがない。この先何が起きるのか、今までで一番想像できなかったです。
金子さん:
うれしい。ありがとうございます。
金子さん:
最初の構成は、謎解きアイドルのオーディション合宿の話にしよう。そのオーディション合宿が孤島で行われるというのを最初に決めて、そこからどんどん膨らませていったかたちです。
―――謎解きとクイズの部分をしっかり描いてことによって、読者も一緒にクイズを楽しめるようになっていますよね。
金子さん:
体験型というか....自分たちもアイドルの候補生の一員になったような気持ちで一緒にクイズ・謎解きをしてもらえたらうれしいなと思って書きました。
―――なんか推しができそうですよね。
金子さん:
嬉しい。それはめちゃめちゃ嬉しいですよね。
―――後半でガラッと内容が変わりますよね。
金子さん:
はい。前半と後半が全く別のジャンルのエンタメになるように構想の段階で考えていました。
―――なるほど。殺人を起こすタイミングも意識されていたんですか?
金子さん:
今回はアイドルオーディションという部分をちゃんと書きたかったので、殺人というか事件が起こるタイミングは、今までにないような書き方ができたかなと思っています。
―――後半で殺人が起きてからの急展開はすごかったですよね。
金子さん:
ありがとうございます。びっくりしますよね(笑)名探偵がいない小説なので、アイドル候補生たちがいろんな動機で捜査に乗り出していく。もちろん捜査のプロではないので試行錯誤しながら事件を解決に向けて動いて行くところを意識しました。
―――プロデューサーの「どんな手を使っても、生き残って。」というのが、こういうことだったんだなぁって、後半で分かりましたね。
金子さん:
前半であったことが、後半に伏線としてきいてくるようにというのは意識した点です。
―――まさか殺人のあそこに繋がっているなんて驚きです。
金子さん:
前半は謎解きとかクイズとか楽しんでもらいたいんですけど、そこで散りばめられたいろんなことが最後に一気に回収される。そこを読者のみなさんに楽しんでいただけたらなと思う。
*クイズや謎解きに挑戦できる新感覚ミステリーです。
金子玲介プロフィール
1993年神奈川県生まれ。慶應義塾大学卒業。『死んだ山田と教室』で第65回メフィスト賞を受賞。他の著作に『死んだ石井の大群』『死んだ木村を上演』『流星と吐き気』がある。(Amazonより)
ひとこと
いろいろなエンタメが盛りだくさんの一冊ですね。まずはクイズや謎解きを楽しんで、それからミステリーへと。「孤島」という舞台はどんな風に活かされているのか、そのあたりも気になります。それでは、また来週。





