王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

インタビュー
―――ミステリーを読む感覚で読んでいたのが、気づいたら家族の秘密が明かされていくと同時に、心が温まる感覚にもなりました。
辻堂さん:
もう終わりかけていた家族が4人一緒にいるっていうのが、一夜だけ戻って来た家族のやり取りが見られるんじゃないかなと思って。
辻堂さん:
これはいわゆる本格ミステリー、古典ミステリーから発想していて、孤島での殺人事件とか、雪の山荘に閉じ込められた客たち、そういったオーソドックスなシチュエーションがあるわけですけど、さらにそこに謎の青年が現れる事件が起きることで、家族の普通だったら見えない部分が見えて来たり、疑ったり疑われたりの中で、そういう部分が見えて来る。
―――「家族」がテーマだと思うんですけど、何故家族を書こうと思ったんですか?
辻堂さん:
自分が20代30代とライフイベントを重ねていく中で、自分を育ててくれた両親や一緒に育った兄弟とだけ過ごした時間って意外と短かったなとふと思うことがあって、腹を割って話す機会や、人となりを深く知る機会ももうあまりないかもしれないと思った。そう思うと家族って知らないことだらけだし、家族の奥深さ、実は知らない面を小説としてテーマに据えて書いてみたらどうかというところから家族をテーマに選びました。
登場人物の悩みとか秘密は私自身が考えた部分ではありますけれど、その背景となる生い立ち、職業、大学は、私の身近な人たちから取材をしました。
―――長男・海、誰かを参考にした方は?
辻堂さん:
海は...私の弟を参考に(笑)ちゃらんぽらんな弟がおりまして、大いに参考にしながら書いております。
―――まさかの実の弟さんを!
辻堂さん:
たった5歳しか離れていない兄弟の中でも、世代の差を感じるのが面白い。今作の書こうと思ったきっかけの一つにもなっている。
*家族のカタチを見つめ直すきっかけをくれる1冊です。
ひとこと
身近な人のことを作家さんたちは案外モデルにしてるケースは多いのだろうな~と感じることはありましたが、辻堂さんみたいに「弟」とはっきりおっしゃる方は珍しいかもですね(笑)弟さんはこの本を読んでどんな感想を持たれたのか?ちょっと興味があります。それでは、また来週。




