えとせとら本棚

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【王様のブランチ】一穂ミチさんインタビュー<たぶん、恋しい>(2026年6月20日 )

 

王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

 

たぶん、恋しい

たぶん、恋しい

インタビュー

 

一穂さん:

人にはわかってもらいにくいような愛着であったり、執着であったり、」喪失感であったり、誰にでもそういう一筋縄ではいかない形の愛情を向ける対象ってあるんじゃないのかな。そういう一つの物語になったと思います。

 

―――日常で感じている名前のない感情をそっとすくいとってくれるような感じ。読み終えるごとに世界が広がる感じがした。

 

 

 

 

―――「すげえ泣くじゃん」というタイトルが生まれた瞬間は?

 

一穂さん:

白浜のパンダが返還されるというニュースを観て、本当に号泣しているパンダファンの方がたくさんいらっしゃって、「めっちゃ泣くやん」と思って。不思議な感覚なんですよ。そういうこともあるんだろうなと考えていて、これ、タイトルにしようって。

 

―――自分のお母さんが自分を捨てた時泣かなかったのに、パンダがいなくなったら号泣しているってすごく複雑。

 

一穂さん:

そうですよね。会社とかでめちゃ嫌なやつなのに、ドラマ観てめちゃ泣いたと聞いて、そういう心あったんだみたいな。そういうアンバランスさはその人の人間味だなって。おかしいやろではなく、ひとつの人間らしさとして私は捉えたい。

 

あまり枠にはめたくないっていうのがあって、夫婦だからこうあるべきとか、親子だからこうあるべきっていう風には私自身思っていないし、思いたくない。

 

―――ラストスページ、思いもよらない男の子の何気ないほろっとした一言で時が止まったような感覚がありました。

 

一穂さん:

大事なことほどさらっと言われる時がありますよね。ええ~~みたいな。

 

*ありきたりでない家族の姿を描いた感動作です。

ひとこと

短編6作。好みが分かれる作品だそうです。色々なパターンで描かれているそうなので、最後まで飽きずによめるのではないかな。それでは、また来週。