王様のブランチで紹介された作家のインタビューをまとめて掲載しています。

インタビュー
染井さん:
マンションという狭い箱の中で感じる閉塞感、息苦しさみたいなものを、読者の方にも感じてもらいたい。
―――ラストはきっとこうなるんだろうなと予想しながら読んでいたんですけど、思い切り裏切られました。
染井さん:
あーー本当。それは嬉しいです。
―――遥香が夫の腐敗が進んでいるって、これがわりと序盤、40頁くらいで明らかになる。
染井さん:
最初は夫がひきこもちゃっててとか、暴力をふるうとか、そこで悩んでいる遥香さんを書こうかなと思ったんですけど、いやいやそうじゃないと、それはすでに通り過ぎてて、夫が残念なことにちょっとベランダで....みたいな方が勢いつくかな、面白いかななんて思ったんですよね。
―――絶対に良くないこと、やってはいけないことなのに、いつの間にか応援してしまっている自分がいて。
染井さん:
僕も途中からやっぱり応援しながら、頼むからうまいこといってくれよみたいな感じで書いていたような感覚はありますね。
―――どんどん感情移入してしまって読んでいました。
染井さん:
本人たちは必死で大真面目なんだけど、どこか滑稽に見える。そういう人間のおかしみみたいなものが僕はわりと好きなので、読者の方にもそういったところを楽しんでもらえたら嬉しい。
―――奈津子が二人に頼んだ衝撃的な一言「私の夫を殺して」、ここからどうなるの?っていう気持ちがますます高まってしまったんですけど。
染井さん:
素人のやる犯罪は完全犯罪からほど遠いと思うんですよ。そんな中でも彼女たちがその事件後に知恵を絞って、ああしよう、こうしようみたいなところがわりと事件そのものよりも、この物語の面白いところなんじゃないかなと思います。
*彼女たちの危険な綱渡りに思わず共感してしまうクライムサスペンスです。
ひとこと
なんかマンションの事件、最近もありましたよね。なにか話を聞いていてゾワゾワするものがありました。ベランダに夫の死体....って結構な衝撃だったんですが、いや~~怖い。けど、女性たちの気持ちは共感できるものがあるとか....なんでしょうねぇ。。。
それでは、また来週。




