えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【新聞】中国料理の世界史 美食のナショナリズムをこえて(朝日新聞2021年11月13日掲載)

 

 

 

 

毎週土曜日に掲載されている朝日新聞書評欄から、気になったものをピックアップして掲載しています。毎週、幅広いジャンルが紹介されていますが、あくまでも私自身が「気になる」という視点で選んでいます。読書リスト的なページです。

 

今週は読書欄からピックアップしました。

中国料理の世界史 美食のナショナリズムをこえて:岩間一弘

 

コロナになってしばらく中華料理屋さんに行っていない。1年に1回くらいは、回るテーブルの中華が食べたいなぁ~なんて思うけど、今はやっぱり難しい。というか、大勢で食事ができない昨今、回るテーブル中華のお店は今、どんな感じで営業しているのかな?

 

さて、本日はそんな中国料理の世界史に迫る一冊。

目から鱗(うろこ)の事実が目白押しである。天津麺とその系譜にある天津飯の発祥は天津ではなく日本。二〇世紀初頭に輸入していた天津卵が名前の由来だ。他方、中国料理の回転テーブル発祥の地が日本というのは俗説で、中国の医者が発案した衛生食卓が源流らしい。麻婆豆腐が実際に中国全土に広まったのは、日中戦争で各地の人が国民党支配下の四川に退避して戦後に各地に戻ってからだという。

----京都大学人文科学研究所准教授(食農思想史)・藤原辰史氏の書評より

 

やぁ、、なじみのある料理も歴史を知ると意外なことがたくさんありそうです。先に話した回転テーブルは「衛生食卓が源流らしい」ってことだけど、逆に衛生的とは言えない感じもする。最初から小分けにして出すほうが衛生的な気もするが...なんてこと、いろいろ考えさせられますね。とにもかくにも、私たちの食卓にかなりの確率で現れる中国料理。この機会に深く知っておくのも悪くない。

 

 ■内容

ラーメン、チャジャン麺、フォー、パッタイ、海南チキンライス、チャプスイ……
まるで、歴史のフードコート!
▼世界に広がり、人々に愛され「国民食」へと変貌をとげた「中国料理」。
国家建設とナショナリズムに注目しながら、アジアからアメリカ、ヨーロッパを縦横無尽に旅して、中国料理と中国系料理の巨大で口福な歴史を味わいなおす。
▼登場する料理の一部
北京ダック、満漢全席、小籠包、焼売、フカヒレ煮込み、タピオカミルクティー、左公鶏、牛肉麺、マントウ、パッタイ、フォー、バクテー、広東麺、ニョニャ料理、チャプチェ、チャジャン麺、チャンポン、チャプスイ、春巻き、卓袱料理、ラーメン、餃子、天津飯、沖縄そば、中華おせち━━Amazonより

 

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<< 後記>>

寒くなりようやく紅葉がはじまってきた感じですね。人の動きも激しくなってきているようですが、コロナのほうは感染者数が増えない。一体どういうメカニズムなんだろう?このまま消えて欲しいですが、海外ではまた増えてきている。うーむ。なんて言ってる間に、ワクチン3回目の話も決まったっぽいですね。副反応再び...と考えると憂鬱だなぁ。国内のワクチンはどうなっているのかな。シオノギのワクチンが気になります。

それでは、また来週!!