王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2021年年3月6日分はこちら!!
今週の特集は浅倉秋成さんの「六人の嘘つきな大学生」です。
六人の嘘つきな大学生:浅倉秋成
■内容
「犯人」が死んだ時、すべての動機が明かされる――新世代の青春ミステリ!
ここにいる六人全員、とんでもないクズだった。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。全員で内定を得るため、波多野祥吾は五人の学生と交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「六人の中から一人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの六人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、六通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を空けると「●●は人殺し」だという告発文が入っていた。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは――。
『教室が、ひとりになるまで』でミステリ界の話題をさらった浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。━━Amazonより
■著者について
1989年生まれ、小説家。関東在住。第十三回講談社BOX新人賞Powersを『ノワール・レヴナント』で受賞しデビュー。その他の著書に『フラッガーの方程式』『失恋覚悟のラウンドアバウト』など。━amazonより
実は今から遡ること1か月前のツイートで、「王様のブランチに呼ばれる可能性を考え、受け答えのシュミレーションをしちゃう私。」と。
(これは)インタビューが決まる前に書いた?
浅倉さん:
もちろん未来永劫決まらないと思っていたので(笑)本当に軽い気持ちで発信したら、まさかこんなことになるとは。嬉しい限りです。
(ここであらすじ紹介)
仲間だと思っていた彼らがライバルになるってところで、苦しみながらも読んでる方としてはめちゃくちゃ楽しかった。
浅倉さん:
人間ドラマをメインに書きたいなぁと。ミステリー的な驚き、意味のある驚きになるようにと、すごく考えていた。ミステリー的な驚きが人間ドラマを加速、人間的なドラマがミステリーをに興味を抱かせる。
浅倉さん:
(会社に)入るまでの苦労と、入ってからの小さな絶望、どこの業界にもあると思うんです。改めて振り返ってみて、就活ってどういう意味があったんだろう。やっぱり考えるのは必要だなと思ったんですよね。
伏線がすごく張られていた。
浅倉さん:
今読んでいる人がどういう風に読んでくれているのかを意識しました。
「伏線の狙撃手」と呼ばれていますが?
浅倉さん:
デビューしてしばらく狙撃させていただいています。
嘘と伏線が交差するときすべての動機が明かされる。痛くて切ない青春ミステリ―です。
<感想>
やっぱり王様のブランチでインタビューされるということは、作家さんたちにとっても大きなステージになるのでしょうかね。事前にシュミレーションしたという話はちょっと可愛い(笑)自分の本の話だからか、どの作家さんもお話が上手だなぁといつも思います。浅倉さんも2回目の出演が決まるよう今後も頑張って下さい!
それではまた来週!
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