ここではEテレ「理想的本箱 君だけのブックガイド」で紹介された本を掲載しています。
番組の内容
静かな森の中にある、プライベート・ライブラリー「理想的本箱」。 あなたの漠然とした不安や悩み、好奇心に答えてくれる一冊を、この世に存在する数えきれない本の中から見つけてくれる、小さな図書館です。 これから長い人生を生きていくあなたに素敵なヒントを与えてくれる本を、あなたの心に寄り添って一緒に見つけてゆきます。
出演者
理想本棚主宰―吉岡里帆(俳優)
理想本棚司書―太田緑ロランス(俳優)
理想本棚選書家―幅允孝(ブックデレクタ―)
今回のテーマは
「もっとお金が欲しい時に読む本」です。
(以下、放送内で語られたポイント部分をコンパクトに記載しています)
贅沢貧乏:森茉莉
・著者は森鴎外の娘。随筆のような物語のような感じの作品。
・空想や夢をいつくしみ、抱き続けることが贅沢。
・最初は少々読みにくさを感じるかもしれないけど、なんとかその波に乗っていただくと、すーーっと引き込まれ、文章の引力、凄みを感じる。
買物絵本:五味太郎
・子供をなめていない作家。買い物について改めて考えさせられる。
・物を買うことで付いて来るいろいろなものを想像してもらいたい。
父が娘に語る美しく、深く、壮大でとんでもなくわかりやすい経済の話:ヤニス・バルファキス
・そもそもは「どうして世の中には格差があるの?」という子供の小さな疑問に対して、真剣に書いたもの。
・手段としてお金が欲しいのか?それとも、目的としてお金が欲しいのか?ということを考える上でも役立つ一冊。
・ままならない世界との衝突がその人をつくる。
後記
前回からだいぶ間があったので、もう放送は打ち切ったのかな?って思っていたら、また再開したみいですね。相変わらずとても静かな番組です。また、テンポよく本の紹介がされるのが魅力です。次回も楽しみですね!