ここではEテレ「理想的本箱 君だけのブックガイド」で紹介された本を掲載しています。
■番組の内容
静かな森の中にある、プライベート・ライブラリー「理想的本箱」。 あなたの漠然とした不安や悩み、好奇心に答えてくれる一冊を、この世に存在する数えきれない本の中から見つけてくれる、小さな図書館です。 これから長い人生を生きていくあなたに素敵なヒントを与えてくれる本を、あなたの心に寄り添って一緒に見つけてゆきます。
■出演者
理想本棚主宰―吉岡里帆(俳優)
理想本棚司書―太田緑ロランス(俳優)
理想本棚選書家―幅允孝(ブックデレクタ―)
今回のテーマは
「父親が嫌いになった時に読む本」です。
(以下、放送内で語られたポイント部分をコンパクトに記載しています)
生きるとか死ぬとか父親とか:ジェーン・スー
・父と対峙したから書けた、憎しみと愛のラブレター。
・もっとむき出しの父親と向かい合う。
わたしも読みました。こちらはその時の書評です。よかったらどうぞ。
そしてちちにならない:カトーコーキ
・父から受けた呪いを、父にならないことで解く。
百:色川武大
・衰えた父との新しい関係を見つけるための小説。
後記
先週の「母親が嫌いになった時に読む本」に続き、今週は父親です。スーさんの話も色川さんの話も父親が年を取ってからの話なんですよね。昔の父と今の父。老いとともに変わりゆく父親の姿を見ながら、再び嫌いだった時の父親を振り返ること、大なり小なり誰にでもあることかもしれません。
それでは、また来週。
***********
オーダーメイドのライブラリーというコンセプトの新番組です。ミニドラマ(映像の帯)や、朗読、くわえて解説で本の紹介するので、大変内容がつかみやすく、作品がぐっと身近に感じられる番組です。老若男女問わず、誰が見ても楽しめると思います。