『虚の伽藍』 月村了衛著の紹介です。
ニッポン放送あなたとハッピー!2024年10月24日放送
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・舞台は京都、主役は坊主。坊主版「アウトレイジ」と言いたいぐらいめちゃめちゃ面白い。
・バブル前夜から始まる。出世を目指す若き僧侶。実家の小さなお寺の存続のために大きな宗派に入る。ピュアな気持ちに燃えている青年僧侶が、やがて少しずつ悪に染まっていく。人殺しさえためらわなくなっていく。
・政治権力すら及ばない壮絶な利権争い。欲望に翻弄される人間たちを描く。
・アウトレイジの世界観が好きな人はハマる!と思う。
・仏教の名言も随所に書かれている。
・めちゃめちゃ興奮するし、一気読み間違えなし!
・選挙中の今こそ読んでもらいたい。
・お寺、地元の経済、大学、裏社会、やくざ等がどう絡んでいるのかここまで書かれると、逆にフィクションじゃなきゃ書けないのかと。でもリアルな部分もあるんじゃないかと考えながら読むとゾクゾクっとする。
月村了衛プロフィール
1963(昭和38)年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部卒。2010(平成22)年、『機龍警察』で小説家としてデビュー。冒険小説の新たな旗手として高く評価される。2012年『機龍警察 自爆条項』で日本SF大賞を受賞。2013年に『機龍警察 暗黒市場』で吉川英治文学新人賞を受賞。(新潮社・著者プロフィールより)
感想
「坊主に大切なのは意外にも頭の形と声」とのことで、本日のゲスト・前・明石市長の泉房穂さんに中瀬さんが思い切り突っ込んでいました(笑)泉さんの声と話し方、特長ありますもんね。
ジャンル的には普段あまり読まないのですが、聞いているうちにものすごく興味が持てました。これは読まないとなぁ....と。またお勧めにやられました(^^;)確かに政治が動いている現在、読んだら現実と比較せざるを得ないシーンがたくさんありそうって感じました。それでは、また来週!
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