王様のブランチのBOOKコーナーで紹介された本を紹介します。
2022年10月22日こちら!!
■爆弾犯と殺人犯の物語:久保りこ
■内容
空也が小夜子のスマホを拾ったことで、ふたりは運命的に出逢う。小夜子は学生時代に事故によって左目に義眼を入れていた。空也はその義眼に惹かれ彼女を愛したのだが、事故の原因がかつて自分が造った小さな爆弾であることを知る。秘密を抱えた夫婦が紡ぐ不可思議な物語。第43回小説推理新人賞受賞作を所収。(Amazonより)
■著者について
高知県出身。大学卒業後、会社勤めを経て、主婦に。2021年「爆弾犯と殺人犯の物語」で第四三回小説推理新人賞を受賞する
■インタビュー
―――小説推理新人賞受賞を受賞した時の気持ちは?
久保さん:
「決まりました」っていうお電話をいただいた時に、意外だったので、リアクションは薄目だったと思いますね。でも電話を切ってからは、小躍りするくらい喜びました。
―――背筋は凍るんですけど、心はじんわり温かくなる、ほんとに初めての読後感。空也と小夜子、つかみどころない二人だと思っていたんですけど。
久保さん:
作品の中で大きなミステリーと言うのは、もちろん必要ですけど、心情のミステリーがあってもいいかなって思いました。
―――不穏な空気の中でひなちゃんが現れるじゃないですか。そこでまた空気がガラッと変わる。
久保さん:
(ひなちゃんは)すべてを隠している大人の中で、唯一ストレートで素直なキャラクター。ひなちゃんがくることによって、小夜子も空也も秘密のヒントをもらうことになる。そのヒントをもらうことによって、秘密がさらに倍増していく重要な役割。
―――意外なラストだなって驚いた。もともと決められていたんですか?
久保さん:
全然なんです。今でもラスト、ちょっと迷うわ...ってくらいの感じですね。
*少しずつ明かされていく真実が胸に迫る新感覚の物語です。
■感想
作品のタイトルの物々しさと、装丁画のほんわりした感じのアンバランス。内容のほうは、ドキドキさせられる、ホラー並みの怖さがあるとか。それでいて恋愛要素もありそうな。とにかく、タイトルや装丁画からは想像がちょっとできない感じがしました。ラストについての久保さんの話、まだ迷っているって面白いですね(笑)
それでは、また来週!
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■本日取り上げられた書籍 の一部
心身の不調にも役立つ一冊
これ、どこかの番組で実験的に何人かの女性たちが試してましたが、食べたいものを食べながら、本当に細くなっていました。無理なくくびれが出来るのにびっくり。骨盤の位置とかみたですね。気になるななぁ~。
科学や理科の知識が身につくコミック