えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2024>『雀荘迎賓館最後の夜』大慈多聞 著の紹介

 

『雀荘迎賓館最後の夜』大慈多聞 著の紹介です。

ニッポン放送あなたとハッピー!2024年5月2日放送

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

雀荘迎賓館最後の夜

雀荘迎賓館最後の夜

放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・多聞さんは覆面作家

・阿佐田哲也氏の「麻雀放浪記」以来の麻雀小説の新たなる金字塔になる面白い麻雀小説。

鼻っ柱の強い大学生が登場し、玄人集団に挑もうとする。

玄人集団とも言える男たち4人から、大学生は麻雀や人生を学ぶ。

・4人の男たちはそれぞれドラマを持って生きていて、そのキャラクターもきっちり描かれている。

 

 

人間ドラマのシーンがあるからこそ闘牌シーンも光る。

・人生観、博打観をしっかりもった人たちが、大学生たちに何を伝えていくか。

・ちょっとオカルト的なシーンも。(牌が動かなくなるとか...)

・麻雀好きなら解ると思うんだけど、運とかツキってものが絶対にあり、人生の縮図みたいなところがある。麻雀は悪魔のゲームでもあり、神のゲームでもある。天国も地獄も見せてくれる。

麻雀をこれから覚えたい方、ちょっとルールぐらいは知っているってくらいの方でも十分楽しめる。

・私みたいに麻雀に憑りつかれている者にとっては、何度も読んでしまいました。

著者プロフィール

長く広告業界に身をおいていた以外の詳細は非公表。現役当時のモットーは“less work, more money”。好む人物は柳沢淇園、今村均、中井祐樹。好む楽曲は『愛愁』、『時を少し』、『カヤバコーヒーのうた』。(新潮社・著者プロフィールより)

感想

いやぁ~、中瀬さんも麻雀をするそうなんですが、後半は麻雀の面白さみたいなものを熱く語っていたのが印象的でした。身を乗り出して話されていたんじゃないかと(笑)本書は5時に夢中の!のエンタメ番付4月場所でも紹介されていました。

林真理子さんの講演会のお知らせがありました。➡(『小説8050』文庫本発行記念 林真理子氏講演会「小説を書く時間」)中瀬さんも乱入するそうなので、興味のある方は是非♡それでは、また来週!

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。