ニッポン放送あなたとハッピー!2021年1月14日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。
番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?
早速見て行きましょう。
彼女のスマホがつながらない:志駕晃
■著者略歴
’63年生まれ。大学卒業後、ラジオディレクターとして『オールナイトニッポン』など番組制作に携わる。’17年に会社員を続ける傍ら執筆した『スマホを落としただけなのに』(宝島社)で第15回『このミステリーがすごい!』大賞・隠し玉を受賞し、デビュー━「 BOOK著者紹介情報」より
■内容
映画化もされた大ヒット作『スマホを落としただけなのに』で有名な気鋭のエンタメミステリー作家の最新作は「リアルタイムパパ活ミステリー」。
生活苦に悩む大学生の咲希が美人でやり手のパパ活女子・里香に誘われてパパ活に足を踏み入れるAパート(平成30年6月から)と女性週刊誌で働きながらもファッション誌への憧れを棄てきれない編集者の友映が女子大生連続殺人事件の犯人を追うBパート(令和2年2月から)から成り立つ小説です。
恐ろしくもきらびやかな「パパ活」の世界で起きる不可解な事件に加え、時系列ですすむ物語には「コロナウイルス」「芸能スキャンダル」の影響が。読めば2020年を感じられる、1粒で3度おいしい唯一無二で至高のエンタメ小説です。━Amazonより
垣花さん:
志駕晃さんは、私が20代のころから大変お世話になっている方で、新刊が出るたびに私のところに送られてきてね、「紹介よろしく」と声がかかる。かかったからというのではなく、実際面白い。今回2作を紹介するのですが、2作とも特徴がはっきりしている。
まず1冊目は「彼女のスマホがつながらない」。スマホシリーズとは全く関係のない別のお話。
この小説の何が特徴的かと言うと、女性週刊誌の「女性セブン」で連載されたんですが、通常の小説とは全然違うんですよ。登場人物の会話とか、生きてる時代とかがリアルタイム。どういうことかと言うと、「女性セブン」にその週掲載される本当のニュースがこの物語の中に落とし込まれている。これ、すごいことだと思うんです。
この企画を始めた時に、編集者と志駕晃さんが考えたのは、リアルタイムに事件が進行していく。殺人事件は架空の話、だけど、登場人物が生きている時代背景というのは、まさにその週に起こったことを盛り込みながら、という企画なんですよ。
ところが、始めたときにはまだコロナがこんなになってなかったんですよ。どんどんどんどんコロナ禍が進んでいくと、コロナに登場人物も巻きまれていかざるを得ないという大変な足枷をくらうんだけど、むしろその足枷こそがこの物語を面白くしているとも言えるんですね。
プラス、もう一つこの本の特徴は、物語は2つの場面が進行する。それは、令和2年の週刊誌の時事が盛り込まれたまさに今を生きている登場人物と、そのちょっと前、平成30年を生きているアルバイトや奨学金で困ってて思わずパパ活に手をだしてしまう女の子たち。今を生きている登場人物と、平成30年に生きている登場人物を交互に描いている。で、殺人事件が起こるのが今。
(......内容説明が続く)
垣花さん:
これはね、まったく新しい試み。そしてもう一冊。
絶体絶命ラジオスター:志駕晃
垣花さん:
まだ発売されていないんですが、 この本の大きな特徴は、主人公の名前が、「かきじまたけし」って言います。(聞いたことがありますね~~)モデルがなんと僕なんです。もともとはプロ野球の中継がやりたくてラジオ局に入局したが、2アウト満塁になると緊張してトイレに行きたくなる難儀な体質のため、すぐにスポーツアナウンサーをクビになった。
ちょっと時間になってしまったので、また今度ご紹介しますが(笑)今回は「彼女のスマホがつながらない」の紹介ってことで。
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<感想>
中瀬さんがお休みの日は、垣花さんがこのコーナーをやるんですね!(シラナカッタ)
さすがアナウンサーだけあって、はっきり、わかりやすく内容をご紹介されています。中瀬さん同様、魅力的な紹介なので、これまた読みたいリストに投入!まったく危険なコーナーです(笑)
次回のブックソムリエ中瀬さん。
それでは、また再来週!
★過去のラジオ棚はこちらです。
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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。
ではまた!