えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【中瀬ゆかりのブックソムリエ】2020年6月18日放送 この不寛容の時代に:ヒトラー「わが闘争」を読む:佐藤優

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2020年6月11日放送分

 

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナーで紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。

 

 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

 

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本かな?早速見て行きましょう。

 

この不寛容の時代に:ヒトラー「わが闘争」を読む:佐藤優

この不寛容の時代に: ヒトラー『わが闘争』を読む

この不寛容の時代に: ヒトラー『わが闘争』を読む

  • 作者:優, 佐藤
  • 発売日: 2020/05/27
  • メディア: 単行本
 

■著者略歴 

佐藤優

1960(昭和35)年生れ。1985年、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省。在英大使館、在露大使館などを経て、1995(平成7)年から外務本省国際情報局分析第一課に勤務。2002年5月に背任容疑、同7月に偽計業務妨害容疑で逮捕。2005年2月執行猶予付き有罪判決を受けた。同年、自らの逮捕の経緯と国策捜査の裏側を綴った『国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて』で毎日出版文化賞特別賞を受賞。以後、文筆家として精力的に執筆を続けている。主な著書に『自壊する帝国』(新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞受賞)、『十五の夏』(梅棹忠夫・山と探検文学賞受賞)など多数。共著も多い━「BOOK」データベースより

  

内容

「他者にやさしくなれない」社会の先に待つ、あの魔術に感染しないために――。今こそタブーの封印を解き、あえて『わが闘争』を読み込む時だ。拡大する格差、蔓延するヘイト、弱者切り捨てや排除の論理……世界を覆う不寛容や分断と、それに対抗する劇薬としてのファシズム。現代にも残るナチズムの危うい魅力と悪魔性を問い、危機と災厄の時代を生き抜くための知を伝える感動の熱血集中講座!━━「BOOK」データベースより

 

禁書とか、タブーと言われ続けているヒトラーの「わが闘争」。読んではいけないものといった印象がある。名前は知っているけど、ちゃんと読んだことがある人は少ないのではないだろうか?

 

何故、いまこの本読むのか?

最近よく聞く「不寛容の時代」。コロナ禍で他人に対して優しくない「不寛容」が跋扈している。これを抑え込むには子供のころからの教育が大切だという。この教育を常に行っていないとすぐに「不寛容」は顔を出す。

 

━━めちゃめちゃ解りやすいかと言うと語弊があり、かなり知力を使う本。ですが、佐藤さん、かなりかみ砕いて書かれているとのこと。語り口調だそう。

 

今から「わが闘争」を読めとは言わないですが、本書からそのエッセンスがかなり吸収できるので、この一冊を読んで「不寛容の時代」を考えてみてくださいと中瀬さん。

 

 

 

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今週の本はちょっと難しそう~。

 

 

中瀬さんは、本の中から引用をいくつかされていましたが、やはりパッと理解できる内容ではなく、読み込まないとなぁと感じた次第です。ラジオを聴いているときは「なるほど」と思うんですけどね。

.......ということで、本日は上手くまとめられなくてすみません<(_ _)>

 

じっくり物事を考えたい、こんな時だからこそ、冷静に世の中を見てみよう。そんな気分の時に読むと、かなり自分の血となり肉になりそうな一冊と感じました。

 

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中瀬さんはTOKYOMXTVの5時に夢中!でもエンタメ番付のコーナーをお持ちで、そちらで紹介された本や映画も、姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。

ではまた!