えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>プリンシパル:長浦京 8月4日放送 

 

 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年8月4日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

プリンシパル:長浦京

■内容

1945年、東京。関東最大級の暴力組織、四代目水嶽本家。その一人娘である綾女は、終戦と父の死により、突如、正統後継者の兄たちが戦地から帰還するまで「代行」役となることを余儀なくされる。懐柔と癒着を謀る大物議員の陥穽。利権と覇権を狙うGHQの暗躍。勢力拡大を目論む極道者たちの瘴気……。幾多の謀略を経て、次第に権力と暴力の魔力に魅せられていく綾女。そして、鮮血に彩られた闘争の遍歴は、やがて、戦後日本の闇をも呑み込む、漆黒のクライマックスへと突き進み……。
『リボルバー・リリー』(大藪賞受賞)、『アンダードッグス』(直木賞候補)を凌ぐ衝撃! 国産クライムサスペンスの極北へ。(Amazonより)

 

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

・本作は間違いなく長浦さんの最高傑作

・長浦さんのファンなんですけど、これ、面白い、おもっしろい

・下手なホラーより怖い。震える

ゴットファーザーの女性版というか、何というか。

・いっぱい策略が張り巡らされているなか、綾女が危機にも陥るんですけど、そこからどんどん成長して、ある意味聖女だったのが、悪女にも獣物にも見えてくる。

・どんだけ人が亡くなったんだろう?ってくらい、人が死にすぎる3ページ100人くらい。

・「えー、この人も!この人も!」と、人が亡くなっていくし、「この人が?」って本性が見えてきたりで、ノンストップ、読み始めたら息もつかせず。これ映画にしてほしいなって。

休まるところが一個もない。怖さ、戦後のギラギラした匂いとか、色々な小説の醍醐味が詰まっている。この夏読むと、暑さがぶっ飛ぶ。

 

■著者について

1967年埼玉県生まれ。法政大学経営学部卒業後、出版社勤務を経て、放送作家に。その後、闘病生活を送り、退院後に初めて書き上げた『赤刃』で2011年に第6回小説現代長編新人賞、17年『リボルバー・リリー』で第19回大藪春彦賞、19年『マーダーズ』で第2回細谷正充賞を受賞。21年『アンダードッグス』で第164回直木賞候補、第74回日本推理作家協会賞候補となる。ほかの著作に『アキレウスの背中』などがある。(Amazonより)

                              

■感想

やぁー、今週も面白そうな小説の紹介でした。ホラーも好きなのですが、こういった種類の怖さもちょっと興味があります。リアルにあったのか?って思うほど登場人物が生々しいみたいですねぇ。544ページあるようですが、あっという間に読み切れそうな一冊。この夏にぜひ! それではまた来週!

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。