ニッポン放送あなたとハッピー!2023年1月19日放送分
新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!
毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。
永井紗耶子著『木挽町のあだ討ち』
■内容
疑う隙なんぞありはしない、あれは立派な仇討ちでしたよ。
語り草となった大事件、その真相は――。
ある雪の降る夜に芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆・菊之助による仇討ちがみごとに成し遂げられた。父親を殺めた下男を斬り、その血まみれの首を高くかかげた快挙はたくさんの人々から賞賛された。二年の後、菊之助の縁者だというひとりの侍が仇討ちの顚末を知りたいと、芝居小屋を訪れるが――。新田次郎文学賞など三冠の『商う狼』、直木賞候補作『女人入眼』で今もっとも注目される時代・歴史小説家による、現代人を勇気づける令和の革命的傑作誕生!(Amazonより)
■放送内容
以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。
・まだ1月ですが、今年のベスト1になり得る小説。
・時代小説が苦手な方もスイスイ読めるほど面白い本。
・江戸の木挽町が舞台。仇討ちが許された時代。
・一話ごとのインタビュー形式。人々の過去の話がめっぽう面白い。
・一人一人の過去のドラマに胸が詰まる。
・彼らはみな芝居に救われている。
・後半、びっくりするくらい様相が変わる。ミステリー要素もある。
・豊かな物語。物語の力を見せつけられた。
・読まないと損ですよっていうレベルの小説。久しぶりに唸った。
■著者について
1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり、新聞、雑誌などで幅広く活躍。2010年、「絡繰り心中」で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。2020年に刊行した『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』は、細谷正充賞、本屋が選ぶ時代小説大賞、新田次郎文学賞を受賞した。2022年、『女人入眼』が第一六七回直木賞の候補作に。他の著書に『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』『福を届けよ 日本橋紙問屋商い心得』『横濱王』などがある。
(新潮社著者プロフィールより)
■感想
これは相当おすすめだと思いますよ。中瀬さんのテンションが、しょっぱなからかなり高かったです。このコーナーをずっと拝聴していますが、今日は中瀬さん、心底この小説にハマって惚れ込んでいる感じが出ていました。....ということで、時代小説は苦手なんですが、これは読もうと決めました。「読まないと損ですよ」って言葉が尾を引いている。今年も早速、親方のおすすめに乗せられてしまう(苦笑)
追記:レビューを書きました!
中瀬親方がおっしゃった通り、読まないと損!って思えた1冊です。特に最終章で明かされる真相が驚愕!!ってことで、ネタバレしないようにレビューを書きましたので、本書が気になっている方はぜひ読んでみてください。↓↓↓↓
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