えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

<中瀬ゆかりのブックソムリエ2022>怪談小説という名の小説怪談:澤地伊智 8月18日放送 

 

ニッポン放送あなたとハッピー!2022年8月18日放送分

新潮社の中瀬ゆかりさんが番組内のコーナー紹介した本と、お話をざっくりまとめて載せていきます。 番組はこちら!radikoでも聴けますよ!

毎回、話題の本が登場!さぁ、今週はどんな本と出合えるでしょうか?早速見て行きましょう。 

 

 

怪談小説という名の小説怪談:澤地伊智

 

■内容

深夜の高速道路で始まる怪談会、子連れで散歩中に遭遇した呪いの物件、夕暮れの学校を彷徨う幽霊、断筆した先輩作家から預かった、語ってはいけない小説……。古今紡がれてきた「怪談」の数々を、ホラーとミステリ両界の旗手が、更なる戦慄へと塗り替える。精緻な技巧と無慈悲な想像力が現出させる、真なる恐怖を見よ! 「小説」ならではの企みに満ちた、著者真髄の七篇。(Amazonより)

 

 

 

■放送内容

以下、番組内の話の要点になる部分を簡潔に載せています。

 

・都築道夫著の「怪奇小説という題名の怪奇」小説のオマージュ。

7つの短編はあらゆる怖い話が詰まっている。

最後にズドンッと来る。

・怖さの種類は人によって違うので、7編どれが怖いと感じるかはその人次第。

・中瀬さんは人間が一番怖いと。

・この中の2編は新潮社のHPで読める。大サービス中です。

 

www.shinchosha.co.jp

 

■著者について

1979年大阪府生まれ。2015年「ぼぎわん」(刊行時『ぼぎわんが、来る』に改題)で第22回日本ホラー小説大賞を受賞。同作は『来る』のタイトルで映画化もされる。2017年『ずうのめ人形』が第30回山本周五郎賞候補に選出。2019年「学校は死の匂い」で第72回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。2020年『ファミリーランド』で第19回センス・オブ・ジェンダー賞特別賞を受賞。近著に『邪教の子』、『怖ガラセ屋サン』などがある。(新潮社著者プロフィールより)

                              

■感想

夏ですからね、そろそろホラーの紹介があると思っていました!で、澤地さん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!って感じで。いいですね、短編7編、どんどん読みましょうw

この中でどれが一番好き?かって問いに、中瀬さん、垣花さん、熊谷さん、みんな違う作品を挙げていました。それだけ怖さのバリエーションがあったってことですよねぇ。いろんな怖さを味わう一冊になりそうです。

それではまた来週!

 

★過去のラジオ棚はこちらです。

中瀬さんはこちらの番組でもエンタメ番付のコーナーをお持ちです。姉妹サイトうずまきぐ~るぐるで紹介してますので、合わせてお楽しみください。