えとせとら本棚

新しい本との出会いにわくわく。一冊の本から次の一冊へ。

【直木賞】2020年直木賞候補作リスト

 

2020年直木賞候補が発表されました。今回は163回めとなるそうです。

既読本があるかな~?と毎度楽しみな直木賞。さて、どんな作品が候補になったのでしょうか?候補作品をリストupします。(※内容説明、著者の経歴はAmazonさんからの引用です。)

 

 

 

 雲を紡ぐ:伊吹有喜

 

壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか?羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布」ホームスパンをめぐる親子三代の心の糸の物語。

 

■伊吹有喜

1969年三重県生まれ。中央大学法学部卒業。出版社勤務を経て、2008年『風待ちのひと』(「夏の終わりのトラヴィアータ」より改題)で第三回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞し、デビュー

 

 稚児桜 能楽ものがたり:澤田瞳子

 

破戒、復讐、嫉妬、欺瞞、贖罪―。情念の炎に、心の凝りが燃えさかる。能の名曲からインスパイアされた8編のものがたり。

 

 ■澤田瞳子

1977年、京都府生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒業、同大学院博士前期課程修了。2011年、デビュー作『孤鷹の天』で第十七回中山義秀文学賞を最年少受賞。13年、『満つる月の如し 仏師・定朝』で、本屋が選ぶ時代小説大賞2012ならびに第三十二回新田次郎文学賞を受賞。16年、『若冲』で第九回親鸞賞を受賞

 

銀花の蔵:遠田潤子 

 

 絵描きの父と料理上手の母と暮らす銀花は、一家で父親の実家へ移り住むことに。そこは、座敷童が出るという言い伝えの残る、歴史ある醤油蔵だった。家族を襲う数々の苦難と一族の秘められた過去に対峙しながら、昭和から平成へ、少女は自分の道を歩き出す。実力派として注目の著者が描く、圧巻の家族小説。

 

■遠田潤子

 1966年大阪府生まれ。関西大学文学部独逸文学科卒業。2009年『月桃夜』で第21回日本ファンタジーノベル大賞を受賞し、デビュー。『オブリヴィオン』が「本の雑誌が選ぶ2017年度ベスト10」第1位に輝く。

 

 

 

 少年と犬:馳星周

家族のために犯罪に手を染めた男。拾った犬は男の守り神になった―男と犬。仲間割れを起こした窃盗団の男は、守り神の犬を連れて故国を目指す―泥棒と犬。壊れかけた夫婦は、その犬をそれぞれ別の名前で呼んでいた―夫婦と犬。体を売って男に貢ぐ女。どん底の人生で女に温もりを与えたのは犬だった―娼婦と犬。老猟師の死期を知っていたかのように、その犬はやってきた―老人と犬。震災のショックで心を閉ざした少年は、その犬を見て微笑んだ―少年と犬。犬を愛する人に贈る感涙作。

 

 ■馳星周
1965年、北海道生まれ。横浜市立大学卒業。出版社勤務、書評家などを経て、96年『不夜城』で小説家デビュー。同作で吉川英治文学新人賞、日本冒険小説協会大賞を受賞。98年『鎮魂歌 不夜城2』で日本推理作家協会賞、99年『漂流街』で大藪春彦賞受賞。

 

 じんかん:今村翔吾

じんかん

じんかん

Amazon

 

戦国時代の三悪人の一人として名高い松永久秀。その生涯を、絶望的貧困から立ち上がり、一国の城主として大成、さらに最後、織田信長に攻められ自害するまであまさず余さず描く。『童の神』で直木賞候補となった今最も勢いのある若手歴史作家による、圧巻の戦国巨編!

 ■今村翔吾

 京都府木津川市出身。ダンスインストラクター、作曲家を経て、守山市埋蔵文化財調査員のかたわら、平成28年/2016年、「蹴れ、彦五郎」で第19回伊豆文学賞最優秀賞、「狐の城」で九州さが大衆文学賞[大賞・笹沢左保賞]をそれぞれ受賞。平成29年/2017年に文庫書下ろし『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビュー、専業作家に。

 

 

以上5作品です。すでに様々な賞を受賞されている実力派揃いですね。

私は「雲を紡ぐ」はすでに読んでいて、この作品のすばらしさを実感しています。これから読むのが決まっているのは「銀花の蔵」。図書館で予約しているのですが、発表までに間に合うかな~?

 

ということで、「雲を紡ぐ」は、レビューをかいていますので、良かったら是非、一読してみてください(^-^)

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