インタビュー
清水さん:
亡くなった後の世界を描くと、切なく悲しい話になりがちだからこそ、読んだ後に温かな気持ちになれる作品を描きたいとずっと心の中で思っていました。
―――私、ひと言、大好きです。
清水さん:
亡くなった後に人生を振り返るような時間があればいいなって思っていて、走馬灯のように映像が流れて来る、その映像がまんま映画になったらいいなと。あとは僕が映画好きで、映画に影響されてきたので、「天国映画館」という舞台に決めた。
―――自分がもし死んだら、自分の名シーンってどこなんだろう?ということを考えさせらる。清水さんご自身考えることはありますか?
清水さん:
作品を書いているときは結構考えていて、晴れ舞台のような華やかな舞台じゃなくても、何気ない日常も後から振り返ってみると、名シーンのように感じるじゃないかと、一番思っています。
―――悲しい結末になるかと思いきや、じわーーッと、愛が溢れるような結末になっていた。
清水さん:
亡くなった後お世界は、ほんとうに最後の最後。最後の最後だからこそ、絶対ハッピーエンドにしたい。ということは決めていて、救いとなるような最後にしたいと思ってあのラストにしました。
―――私はこの作品を、ずっとずっとずっと大切に持っていきたいとと思います。天国に持って行きます。
* 奇跡のラストシーンに涙が止まらくなる一冊です。
ひとこと
やー、面白そうです。っていうか、絶対泣きますねぇ、これ。インタビューされた方、今年一泣いたそうですよ。作中には既存の映画もたくさん出て来るそうなので、映画が好きな方も必読ですね。それでは、また来週。
清水晴木プロフィール
千葉県出身。2011年、函館イルミナシオン映画祭第15回シナリオ大賞で最終候補作に残る。15年、『海の見える花屋フルールの事件記 ~秋山瑠璃は恋をしない~』でデビュー。著作多数。21年、『さよならの向う側』が話題になり、連続ドラマ化も決定した。近著は『さよならの向う側‐I love you‐』。故郷である千葉への想いが強く、作品舞台にも色濃く反映されている。今、もっとも注目を集める若手作家のひとり(Amazonより)